ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

コント大会、最優秀は?

2016-10-03 12:56:45 | コント

 コント大会、大盛況だった!7本のコント、どれ一つとしてすべることなく、会場、大爆笑で盛り上がった。嘘じゃない、手前褒めでもない。観客も100人超でほぼ満席、その半数以上がアンケートを記入してくれたからね、お客さんの満足してくれたんだって。もちろん、アンケートの評価もほとんど、「良かった!」だったし。

 アンケート回収率が高かったのは、審査カードも兼ねていたから、7チームのうちで、面白かったコントを挙げてもらう形式にしたこと、大きかった。そう、見る聞くだけでなく、参加型の大会ってこと。残念だったのは、アンケート記載が、帰る間場際でしょ、集計の結果を観客にはお知らせできなかったんだよなぁ。これほど関心が高いとなると、上位入賞チームの表彰までを大会プログラムに組み込んでもいいのかもしれない。来年に向けて検討事項だ。

 さて、その審査結果だ、1位は山形市の劇団「のら」のコンビ。病院の待合室、アル中だと思った薄汚い男が実は医者で、患者相手にのらりくらりととぼけた診察をするという作品。オリジナルだ。全体の6割以上から評価された。舞台に立つのが2度目という医者役、なまじ演じ切っていないところが奇妙な存在感になっていたね。導入のハロウィンネタもテンポ良くて良かった。次が米沢中央高校演劇部。これまた医者もので、腎臓がピロシキになってしまったというシュールな状況を渡り歩くナンセンスコントだ。大変よくできた台本を的確なボケとツッコミで、絶え間ない笑いの渦を引き起こしていた。台本がオリジナルだったら、これはもうほぼ完璧だね。

 3位は菜の花座の「不倫DE生ネタ」。テレビの生番組でタレントの不倫が次々に暴露されていくというもの。菜の花座きってのキャラの濃い役者たちがこれでもかと笑いを仕掛けほぼ成功していた。

 入賞できなかったチームもすべてアンケートの3割以上から良かった!と評価してもらっていたから、、どの作品もレベルが高く見ごたえ十分だったってことだな。7本のうち4本を書いた作者として、まずはホッとした。コントの個々の内容の考察?大げさ!数日中に書くつもり。時間が許せば画像のアルバムも公開したいけど、・・・・・

 どの団体も、どのチームもぜったい笑いを取るんだ!って頑張った結果だね。でも、一番の功労者あるいは最優秀賞者は、ご覧になった観客の皆さんだったな。ともかく、よく笑ってくれた。初っ端の司会者の言葉でも笑いが起こる。シニアたちがセリフに詰まっても暖かい笑いで包んで許してくれた。高校生の熱演を大いにも上げてくれたのも観客の笑いと拍手と手拍子だった。本当に楽しみ巧者のお客さんだったなぁ。

 そういうことなんだよ。しかつめな顔して評論家やってたって舞台はちっとも盛り上がらない。役者は冷たい視線に晒されていよいよ萎縮していくばかり、生き生きとした演技なんてどっかにすっ飛んじまうんだ。そうなれは゛、観客だって楽しくない。せっかくのコント大会、目一杯味わい尽くすには、笑いと拍手で盛り上げるのが一番なんだ。それをよくよく知っていたのが、今回の皆さんだったように思う。改めて、ありがとう。出演者を勝手に代表して感謝申し上げる。

 高校生も菜の花座団員たちも、盛大な拍手にとっても元気付けられた。この日の感激が、この後、様々な部面で生きてくるって思う。

 やっぱり、舞台は役者と観客で作るものなんだよな。

 

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