いけねっ!バジル、もう穂が出てるよ、って言うか、新芽はどこにもない。
うっかりだぁ、すっかり忘れてたよ、バジルのこと。ハウスの中、奥のトマトと手前のプリンスメロンの境に植わってるからね、つい目が届かなかったんだ。神さんに、今年はバジルソース作らないの?って嫌みっぽく言われて、おっといけねぇ、忘れてた!って見に行ったら、うはっ!4本とも、そこら中の分けつから立派な穂が出て、一部は花が咲いているぜ。
こりゃダメだ、と諦めかかったが、根本近くをよくよく見ると、おっ、新しい脇芽出てるじゃないか!新鮮、つやつや、やわらかな若葉、ちょい芽が出始めているのもあるが、この程度の赤ちゃんなら、そのまま葉っぱと一緒に使えるぜ。よしっ、バジルソース作ろう!
松の実は、しそ巻用にと多めに買ってあったのが残ってる。オリーブオイルは、うーん、なんとか間に合うか?足りないのはパルメザンチーズ。慌ててヨークに走る。よしっ、これに自家製のニンニクと塩、材料はすべてそろった。
作り方は簡単!攪拌容器に材料をすべてぶち込み、最後にオリーブオイルを垂らし込んでぇ。
ががっと粉砕・攪拌する。
煮沸消毒した瓶に入れて、蓋を、・・おっと、その前に、これはネットレシピで教わった"なるほど技"、詰めたバシルソースの表面を覆うようにオリーブオイルを流し入れる。
こうすると、空気を遮断できるから、酸化による変敗を遅らせることができる。とは言っても、調理に加熱工程は一切ない。材料は生のままだ。日持ちはしにくい。冷蔵庫保存で2週間?くらい。これじゃとても3本も使い切れないから、2本は冷凍して保存だな。
よしっ、これで今年の夏の香りもしっかり封じ込めたぜ。1年通して、バシル味を楽しめる。って、おっと、去年のものがまだ1本残ってたんだった。作ってしまうとついつい安心してしまって、忘れちまうんだよ。ここらが、大きな弱点なんだがな。
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