ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

朝凪に欺かれ燻炭焼き!

2017-11-09 09:28:36 | 農業

 天気予報じゃ西高東低の冬型になるって。風速も4とか5とか強そう。うーん、どうする?燻炭焼き。今日中に作っちまいたいって、昨日夕方慌てて運んだ籾殻、トラック荷台に乗ったままだし。今んとこ、風はない。曇り時折ぱらっと小雨。この調子なら、火着けてもなんとかなんじゃないか。

 この週末は秋田公演、それから戻ればすぐに川西中学校芸術鑑賞公演、家を空ける日が続く。雪だって降るかもしれない。季節風も強くなるだろう。ここは、一丁、燻炭だけでも作っちまおうか。夜の稽古以外、出かける用事もないしな。

 トラックからもみ殻を引きずり降ろして小山に盛り、中央をくぼませて着火剤やら焚き付けやら放り込んで火を着ける。燻炭焼き用の煙突を突っ立てて、もみ殻で周囲を覆って着火完了。今年のもみ殻はよく乾いているから燃え付きがいい。すぐに青白い煙が立ち上り始めた。消火用にホースを引っ張り、あとは時々見回りしながら、燻炭になった部分にもみ殻を掛けていけばいい。

 30分後。最初の見回り。おっとぉぉぉ!風、強っ!煙が真横にたなびいている。いや、たなびくなんてのどかな有様じゃない。風にあおられ、流れていく、飛んでいく。早くも煙突回りは燻炭化、さらに燻炭通り越して灰になりつつある。籾殻山の風下側にゃ燻炭も飛ばされている。

 これ、危なくねえか?煙だけならいいが、すぐに火の粉飛び始めるぞ。風は西南の風、典型的な真冬の風。幸い、風向きは、道を挟んで接する隣家とはちょっと方向がずれている。よかった。これなら、万一火の粉が飛んでも火災の恐れはないだろう。とは言っても気を付けるにこしたかたぁない。30分おきに見回ることを徹底しよう。

 それと、鎮火させた時の残り火にも要注意だ。昨年は、せっかく上手に焼き上げた燻炭、完全に火を止めたと思ったら埋れ火があって、翌々日には周囲が燃え切って灰になってしまってた。ともかく、気を抜かぬことだ。

 春の種まきには欠かせない燻炭、できれば大量に作っておきたいところだが、夜は出かけるし、明日は秋田公演の荷物積み込みだし、例年並みってことで我慢しよう。灰にしなけりゃなんとか必要量確保できるだろう。

 そうだ、汲み上げ井戸からホースも引いたことだし、漬物樽もきれいに洗って、青菜漬けの準備もしておこうか。白菜なんかも収穫したいし、薪もラスト2回分切り方が残ってる。頼む!冬将軍様、今月いっぱいのご容赦を!!

 

 

 

コメント
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