電車の中で本を読んでいた。
面白かったので、夢中になっていたというか。
そしたら、自分の肩をポンと叩く人がいた。
驚いて顔を上げたら、全然知らない人だった。
車内は空いていたので、混んでいて手が当たったとか、
こちらがぶつかったりしたわけではない。
その人は明らかに、自分の肩を叩こうとして叩いたのだ。
30代ぐらいの男性なのだけど、その人に何か言おうとしたら、
ちょうど駅に着いたところで、
その人はそそくさと降りていった。
何だったんだろう、と思いながらもやもや。
ちなみに読んでいた本は
横田増生さんの「ユニクロ潜入一年」というルポルタージュ。
表紙が赤い(ユニクロのロゴの赤)ので、
電車の中では悪目立ちしていたのだけど、
肩を叩かれたのは、この本と関係があるのかな。
普段から本にはカバーをかけたりせず、
丸出しで読んでいる自分。本は無類の面白さ。