どうやら世間では、福山雅治氏の結婚報道で、
多くの女性ファンがやさぐれているというではないか。
だが、違う。違うのだ。やさぐれるところが違う。
吹石一恵さんが結婚したことにやさぐれるべきなのだ。
最近はそうでもないけれど、
吹石さんはけっこう映画に軸足を置いている女優さんで、
何を隠そう(隠してないけど)、神様の一人なのです。
クドカンと共演した映画版「ゲゲゲの女房」(鈴木卓爾監督)では、
水木しげるの妻を穏やかに演じた吹石さん。
ほのぼのとして、清貧で、ファンタジックな佳作でした。
吹石さんの今のところの代表作かと。
実生活でもこんな妻だったりするのだろうかと妄想しております。
際立った個性はないけれど、不思議と映画の中に溶け込んでいて、
世界中のやさぐれたシネフィルの心を癒してくれる吹石さん。
人妻になっても、どんどん映画に出てくださいね。