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Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

緊急事態

2011年03月11日 | 日々、徒然に
みなさん、大丈夫ですか。
M8.8という大地震だったとは。

そのときは江戸川橋のK社で打ち合わせ中で、
地上8階だったけど、それはそれは揺れて。
他の部屋から女性が何人か入ってきて、
テーブルの下に身を隠して大変な状況でした。

揺れがおさまったあとも、余震が何度か。
エレベーターが止まっていたので、非常階段で地上まで降りる。

K社のあとは、水道橋のH社に行かねばならず、
東京メトロは止まっていたので、運良くタクシーを拾って水道橋に移動。
H社で取材の予定だったけど、カメラマンさんと連絡が取れずに、
取材が一時中断してしまう。それにしても本当に携帯が繋がらず、往生する。
文明の利器も、大自然の驚異には為す術もないというか。

予定より3時間近く遅れて、カメラマンさんが到着。
聞くところによると、新宿からクルマで移動していたのだけど、
渋滞しまくりで、おまけに携帯も繋がらず、
それはそれは大変だったとのこと。

撮影が終わったのが夜の8時。
電車などまったく復旧しておらず、
水道橋からひたすら歩く。
道行く人もひたすら歩いている。
ヘルメットをかぶっている人がちらほら。
会社から支給されているのだろう。

神保町、秋葉原、浅草橋と歩く。
両国橋を渡るとき、スカイツリーのネオンが墨田川の先に見える。
本所警察署の前で、警官が「都営線」が動きました、とアナウンス。
最寄りの都営線の駅から、乗る。恐ろしいほどの混雑。

そんなこんなでなんとか帰宅。
テレビをつけたら、なんともまあ大変な状況。
気仙沼の大規模な火災。津波で300人ぐらい亡くなったとか。

さすがに疲労困憊です。

もういちど、問いかけます。
みなさん、大丈夫ですか。







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名フレーズは永遠に

2011年03月11日 | 日々、徒然に
坂上二郎さんが亡くなった。
なんということだ。
コント55号は喜劇史に残る名コンビだったと思う。
天才肌の欽ちゃんとは対照的に、
アドリブが利いて、オールラウンドな、まさに芸達者だった。
突っ込みの欽ちゃんに、とことんボケをかます二郎さん。
役者としてもいい味を出していたし、歌も上手かった。

飛びます飛びます、の名フレーズは永遠です。
ご冥福をお祈りします。
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何だか全然ヨコシマ我慢

2011年03月09日 | 日々、徒然に
渋谷にあるN社で、7月に出す本の打ち合わせ。
本の中に漫画を入れるのだが、
描いていただく漫画家さんとは初顔合わせ。
短いスパンですが、お互い頑張りましょう、ということで。
打ち合わせのあと、東急百貨店にあるジュンク堂で資料本を探す。
とにかく広いこの書店内をいろいろと歩き回るが、
資料本として役に立ちそうなものは、すでにもう手元にあったりして、
収穫は今ひとつ。仕事とは関係のないヨコシマな本の数々に目移りするけど、我慢。

仕事場に戻って、デザインを受け取ったり発注したりする。
クライアントから届いた資料用のDVDを見たり、
もともと持っていた資料本をひもといていたら、もう夜の10時とな。

そういえば、このあいだ、
高円寺のヴィレッジヴァンガードを冷やかしていたら、
CDラジカセで大音量でかかっていたのが、神聖かまってちゃん。
名前はよく聞くバンドだけど、意識したのはこのときが初めて。
「何コレ?」と眉をひそめる人も多そうだ。
でもなぜか引き込まれてしまいました。まさにパンクというか。
CD買ってみようかな、ということで「ロックンロールは鳴り止まないっ」を。
キーボードの音色がいつまでも耳に残ります。素敵です。歌詞も。
ライブではギターを叩き壊すらしい。正しいロック馬鹿ですな。

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高度成長から遠く離れて

2011年03月09日 | やさぐれ男のつぶやき
午前中は5月売りの雑誌記事のため、
情報通の人にいろいろ話をうかがう。
話が面白すぎ、というか驚愕の事実が次から次へと。

夕方はライターのHさんと仕事場近くのカフェで打ち合わせ。
6月から3回にわたって出す小冊子について、いろいろと。
ひと通り話が終わったあとは、いつものやさぐれ話に花が咲く。

午前と夕方の打ち合わせで感じたのは、
日本って国はやっぱり衰退しているということ。
余裕はまったくないし、長いものに巻かれまくりだし。
高度成長するのは、ひとつの国に一回きりだと言ったのは誰だったかな。
そうだ、萱野稔人さんだ。著作を読みたくなってきた。



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筍ランナウエイ

2011年03月08日 | 日々、徒然に
朝起きたら、雪。
もう3月だというのに、寒い日はとことん寒い。
それでも、春の兆しがそこかしこに。
たとえば仕事場の隣にある和菓子屋では、
桜餅と草餅がショーウインドウを飾っているし、
スーパーの棚は菜の花とか空豆で彩られている。って食べ物ばかりだけど。
菜の花のおひたしとかいいなあ。
あと筍も旬だ。あれは焼くと美味いんだよな。

以前、愛知の山奥で筍掘りをしたことがあって、
掘ったばかりの筍をスライスして焼き、醤油でいただいたのだけど、
柔らかくってジューシィで、実に美味しかった記憶が。
食べたいな、筍。できれば山奥で。いいな山奥。

としばし、春の食べ物に逃避をしつつ、
目の前には原稿やら現在進行形の本の編集、
新しく立ち上がる2冊の本の準備、さらには雑誌の特集記事など、
乗り越えなければならないものが多すぎ。
まあでもなんとかなるでしょう。今まで何とかなってきたんだし、
と楽観的に。できれば淡々と仕事をこなしていけることを願って。


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悪態の心地よさ

2011年03月06日 | 読んでいろいろ思うところが
西村賢太『暗渠の宿』(新潮文庫)を読む。
読んでいて、何だかいたたまれない気持ちになる私小説というか。
坂口安吾とか、色川武大、
最近(でもないか)の作家だと町田康といった作家たちに通じる
無頼で文士な文体。芥川賞を獲った際、この著者は
「ああこんな馬鹿がいるんだなあと思ってもらえると嬉しい」と話していたが、
まさにその通り、およそ馬鹿で身勝手で、
おまけに小心者で了見の狭い主人公。ソープの女に入れあげ、
すってんてんになってしまう『けがれなき酒のへど』と、
同棲した女への愛情と憎しみが相半ばする表題作の二編を収録。



著者とおぼしき主人公がつく悪態。
そのボキャブラリーの豊富さに思わず笑ってしまう。

風俗の女に「わたしに落度があったらまずい」と非難された場面での悪態。
「そんなの知るか。第一落度って、
 おまえなんか見た目からして落度そのものじゃねえか。きったねえ顔しやがって」

同棲相手の女がスープのぬるくなった冷めたラーメンを出してきた場面での悪態。
「融通の利かない奴め。大学出たって何んの役にも立ちやしねえ。
 見ろ、この汁のぬるさを。ここまでぬるけりゃ、
 猫だって気持ちよさげに舌を洗いだすぜ」

急に同棲相手の昔の男に嫉妬心が湧き始めた場面での悪態。
「だったら、さっさと以前のよ、何んたら云う早漏の、
 下手くそ野郎の所に戻りゃいいじぇねえか。それで、おとなしい奴を尻にひいて、
 いい気に生活すりゃあいいじゃねえか。なあおい、そうしろよ」

なんとも最低最悪(褒め言葉)な悪態の数々。
だが、ここまで文学的リズムの完成度が高ければ、悪態もまた心地良い。
若き日の渥美清にでも演じさせたら、
さぞかし滑稽で、かつ凄みのある場面となるに違いない。

ボキャブラリーと文体が持つリズム。
そして主人公の内面のベーシックなところにある、女性に対する憎悪と憧憬。
他の作品も読んでみたくなりました。


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四方山話に逃げる、の巻

2011年03月06日 | 日々、徒然に
午後から取材のテープおこし。
およそ1時間半の音声データをテキストに打ち込むのに、
軽く倍の時間がかかってしまう。もっと速く打ち込みたいけれど、
どうしてもそれだけの時間が必要だ。

知り合いのライターさんの中にはテープおこしをしない人がいる。
取材時のメモと記憶で一気に書くそうだ。
自分はどうしてもテープおこしをしないと駄目で。
時間が足らないときなど、
人にお願いしてテープおこしをしてもらうこともあるが、
原稿にまとめるとき、どうも調子が出ない。
というか、どんな状況でもちゃんとした原稿が書けないと駄目なんだけど。
そういう意味で、まだまだ修行が足りません。

テープおこしが終わって、池袋に移動。
久し振りにWさんに会い、東口のルノアールで
長い長い打ち合わせというか雑談というか四方山話というか。
閉店の11時まで話をする。3時間近くいたのでは。

帰りの電車の中で西村賢太『暗渠の宿』を読む。
なるほど面白い。なにより文体の魅力かな、と。
読み終わったら感想書きます。
あ、その前に原稿、だ。


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またまた股

2011年03月04日 | 日々、徒然に
朝日新聞。今日の夕刊。



多くの日本人が固唾を呑んで
待っていた真相が「股」って。
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まだ19歳

2011年03月03日 | 日々、徒然に
なんともまあ大騒ぎの、不正受験事件。
「逮捕された受験生はまだ19歳」とニュースのアナウンサー。
それはそうでしょう、だって大学受験生なんだから。
明らかにこの受験生を犯罪者扱いしているからこその発言。
よく逮捕できたな、カンニングで。
悪いことをしたのは確かだけど、
この受験生、まるで殺人犯みたいだ。
受験生の家族は地元で言われなき被害を受けるのだろう。

『裸の十九歳』という映画を思い出した。
新藤兼人監督が取った、連続射殺犯・永山則夫をモデルにした青春映画。
彼も事件当時、19歳だった。
罪を憎んで人を憎まず、という言葉がぴったりの映画だったな、と。


原田大二郎、一世一代の名演ですな。
その原田とひととき心を通わす娼婦を演じたのが大地喜和子。
切なくて愛おしくて、これまた名演。






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根本的な問いかけ

2011年03月02日 | 日々、徒然に
夕方から青山にて電子書籍に関する取材。
去年は何度目かの「電子書籍元年」とメディアが大騒ぎしたが、
実際のところ、どうなっているのか。

いろんな話をうかがって確信したのが、
間違いなく電子書籍の時代がやってくるということ。
だからといって、安易な気持ちで時代の流れに乗るのは
非常に危険だということ。本を作る意味とは、そして、
出版する覚悟と心意気はあるのかどうか。
そんな根本的な問いかけを、自分自身にせざるを得ない取材だったというか。

あとお金も大事だけど、
もっと大事なのは、自由、だということも教えられた。
そのあたり、小市民な自分には耳の痛い話です。ほんとに。

ということでRCサクセション『自由』。
汚ねえこの世界でいちばんキレイなもの。
それは俺の自由、自由、自由。

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