「いたたたたた」
「そうですか。痛いですか」
「は、はい。だってそんなふうに腕を曲げられると」
「いやあ、だいぶ曲がるようになりましたね。最初はtacoさんのこの肩、全然曲がりませんでしたから」
「そうでしたっけ」
「ええ。それが今ではこんなに曲がる」
「いたいいたい」
「痛いのは仕方ないです。こうやって徐々に腕の可動域を広げていけば、よくなりますから」
「そうですか」
「ええ。あとは筋肉を鍛えるんです」
「そう言われて、昨日、腕立て伏せやったんです」
「おお。どうでした?」
「3回やって死にました」
「いいんです。それで。今は3回で死にますけど、毎日続ければ、4回で死ぬようになり、5回で死んで、10回やって死ぬようになります」
「どのみち死ぬんですね」
「まあまあ。そうやって何度も死ぬとテキメンに改善しますよ。筋肉は裏切りませんから」
「そのフレーズ、よく聞きますけど、ホントですか?」
「もちろん。人は裏切るけど、筋肉は裏切りません」
「あ、はい。確かに人は裏切りますからね」
「そうですそうです。人は裏切るんです。ふふふふ」
「そうですね。あはは」
「ふふふふふふ」
「あははははははは、せ、先生、ちょっと痛すぎます」
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