「いたた」「あうう」。
年明けだというのに、
地獄の底から聞こえてくるような
呻き声を上げているtacoです。
ここは打撲治療のために通っている整体院。
先生の見立てによると、打撲で痛みのある部分を
無意識にかばっているようだ。
「本来、tacoさんの左腕はこんなんじゃないです」
と、自分の左腕をねじ曲げてきた。
すごく痛いのだけど、そう曲げた状態が
本来の腕の伸び方らしい。つまり自分の左腕は
不自然に縮こまっているという。
「大の字に寝ると、腕や手の平も上に向くじゃないですか。
でも、tacoさんの腕と手は身体の方を向いてしまってます」
「そうなんですか」
「痛いとは思うんですけど、正しい方向に
伸ばすストレッチをしたほうがいいですよ」
「うーん。いま伸びてますけど、けっこう痛いです」
「伸ばさないと、さらに縮こまってしまいますよ」
「そうなると人生も縮こまってしまいそうですね」
「tacoさんの人生がどうなろうと知りませんが、
大の字に寝て、手の平を上に向けると、
胸も広がるでしょう。背筋も伸びますよ」
そうか。手の平を上に。
ずいぶんな言われ方をしながらも、
まずはそこから人生をやり直すべきなのかも知れぬ。
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