夜、近くのタイ料理屋にて。
コームーヤーン(豚トロの炙り焼き)
パックブーンファイデーン(空芯菜炒め)
パッガパオバイ(鶏肉とバジルの炒めごはん)
などをいただく。スパイシーで夏にぴったりだなあと。
村上春樹のラオスの旅行記を読んだばかりだったので、
ラオスのビールをぐいぐいとあおりながら、
「ラオスは東南アジア唯一の内陸国で、海がないんだけど、
メコン川が縦断してるからさ、肥沃な国なんだよね」
と行ったこともないくせに、ウンチクを垂れたりするけど、
相手は自分より教養のある人たちだったので、
少し気恥ずかしくなる。話はシンガポールやインドネシア、
そのあとロシアの話になり、
カザフスタンとかウクライナとか、ロシア正教とイスラム教とか。
アジアの片隅で、マニアックな国のネタをいろいろ聞く。
ロシア文学の話にもなり、
こっちはドストエフスキーやトルストイぐらいしか知らないのだけど、
「巨匠とマルガリータ、という小説があって」
といろいろ教えてもらう、面白そうだなあと。
名前だけ知ってます。それ。
ラオスのビールが、いつのまにかヴェトナムのビールに代わり、
タイのビールに代わった頃には、
すっかりチンボツしてしまいました。
沈んだのはメコン川だと思います。きっと。
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