あれ。
ここは大阪だよな。
確か取材に来たような気がするんだけど、
なぜ、目の前に見慣れないモノがあるのだろう。
プシュウ。
ジュワジュワ。シャアアア。
という音が聞こえる。いったい何の音だろう。
そして、心躍るのは何故だろう。
口の中、そして胃の中に広がる、
なんともいえない麦の香りと炭酸の刺激。
これが桃源郷というものか。
と、ただひたすら呟き続ける浪速の夕暮れ。
あれ。
ここは大阪だよな。
確か取材に来たような気がするんだけど、
なぜ、目の前に見慣れないモノがあるのだろう。
プシュウ。
ジュワジュワ。シャアアア。
という音が聞こえる。いったい何の音だろう。
そして、心躍るのは何故だろう。
口の中、そして胃の中に広がる、
なんともいえない麦の香りと炭酸の刺激。
これが桃源郷というものか。
と、ただひたすら呟き続ける浪速の夕暮れ。
今日も原稿書きと本の構成案の続き。
なかなか思うように進まないので、
頭と心は疲労しっぱなしというか。
それにしても暑い。仙台では30度超えで真夏日らしい。
コロナ禍が収まらないまま、またあの猛暑がやってくるかと思うと、
やさぐれ度はさらにヒートアップ。
こんな状況なんだから、オリパラが無理なのは至極当然。
来年もやっちゃダメよ、ねっ。
引きこもりなので、買い物に出るときは、
少し遠いところのスーパーまで歩くようにしているのだけど、
今日は歩くだけで汗ばむ。
このまま炎天下でマスクということになると、
熱中症で死人が続出するでしょう。きっと。
スーパーで今夜のおかずにホッケの味醂漬けを買う。
家に戻り、ご飯を炊き、豆腐と小松菜の味噌汁をつくり、
ホッケを焼き、大根おろしと一緒にいただく。
なんという美味。ホッケ偉大なり。
美味なのはホッケだけでなく、味噌汁も、だ。
いつも使っている味噌ではなく、
違う味噌にしてみたら、これが大当たり。
ほんのり甘くて味が濃くて。なんとも、まあ。
焼きそばにしなくてよかった。しませんけど。
最寄り駅近くにある書店が、
緊急事態宣言以降、休業していたのだけど
今週の半ばから営業を再開。
なんともありがたいことで、雨が上がったのを見て
資料本を買いに行く。ついでにしばしの間、
本を眺める幸福感にひたるのでした。
ここの書店の品揃えは、
とくに新刊を中心とした平台の品揃えが素晴らしく、
あれも読みたいこれも読みたいと思わせるというか。
このコロナ禍で開店を決めた書店員さんたちの
苦労は、それはそれは大変なことだと想像する。
無力な自分ができることは、ちゃんとマスクをして、
ソーシャルな距離を保ちつつ、
なるべくここで本を買うことしかないのだけど。
訳あって、とある回転寿司屋でランチ。
たまには回っていない寿司を食したいと
この数十年間願っているのだけど、なかなか叶わないのが現状。
ヒカリモノ3点セットなるものがあったので、いただく。
サバにコハダにアジ。美味しゅうございました。
回ってないアレを所望するなんて、とんでもない。
ええ。回っているアレで充分でございます。
なんなら自分も回っちまいますから、
と心の中で、ひたすらへりくだる週末の午後。
ちょいと国分寺方面に行く用事があり、
所用を済ませて駅の周辺を
あてどもなく徘徊、というのはウソ。
目当ての中古レコ屋に寄って物色していたら
ずっと目星をつけていたレコを発見。
しかもお茶の水の中古レコ屋で見たときは
3800円もして泣く泣く断念したアレではないか。
この店ではなんと830円。しかも20パーセントオフの
セール中だったらしく、747円とな。
ジャケもまあまあ綺麗だし、ライナーは多少シミがあるけれど、
贅沢は言うまい。盤質は問題なさそうだ。
電車の中で、中古レコ屋の袋を抱えて
にやけている気持ち悪い男がいたら、
それはきっと自分です。ってそういう輩はたくさんいそう。
ぶおお。
なんだか最近、こんなうめき声ばかり
上げているような気がする。
だって、この暑さ。この湿気。
それに加えて容赦のない締切。どうしてくれようか。
なんとか予定の原稿を書き上げ、
今日こそは、と思っていた銭湯に。
ぶおお。
そう。このうめき声は
銭湯の湯船につかったときの声なのだ。
生きてて良かったというのは、
この時のことを言うのだろう。
ぶおお。
さらに風呂上がりに
コーヒー牛乳を飲んでうめき声を上げる。
右手にコーヒー牛乳の瓶、左手はもちろん腰、だ。
なんという様式美。
生きてて良かったというのは、
この時を言うのだろう。
ぶおお。
歯の痛みはかなり落ち着いてきた。
昨日はまともに食べられず、空腹の極みだったけれど、
今朝は、フライパンで挽肉とシメジ、
あとみじん切りにしたタマネギを炒めてトマト缶を投入。
コンソメとケチャップ、あとバターを一切れ入れて煮込む。
それをパスタにかけたものと、付け合わせにレタスのサラダ。
おお。ちゃんと噛めるし、食べたものの味もわかる。
生きてるって素晴らしい。
良い歌だ。世界もまだ捨てたものではない。
と言ったのは、村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」の主人公。
スプリングスティーンの「ハングリー・ハート」に対してのセリフだ。
そういえばスプリングスティーン、もうすぐ新譜が出るんだな。
善は急げ。
ということで、近場、というか、
家から歩いて15分ほどのところにある、
それはそれは昭和な銭湯に行く。
のれんをくぐったら、番台があるという
ほんとに昔ながらの銭湯で、湯船も壁のタイル絵も
かなりの年代モノというか。立て替えもリニューアルも
まったくしていない感じ。
地元の小学生が職場体験に来たのだろう、
子供たちが書いた色紙が飾ってあった。
「ちゃんと掃除をしていてすごいと思いました」
「タイルの絵がきれいだったです」
「これからもずっと続けてください」
心のキレイな小学生の言葉にしみじみしているのは、
心も体もすっかり汚れちまった自分です。
いい湯加減でした。
番台のおばあちゃん、また来ます。
帰って録画していた大河ドラマ「いだてん」を見る。
そうか。寄席に行かなくても
志ん生(ビートたけし)が狂言回しのドラマだったんだ、と。
松尾スズキと森山未來が演じる「文七元結」に聞き入る。
ふたりとも落語上手いなあ。
今日の昼間はまだ暖かかったけれど、
夜になると、寒さもひとしおで、
心も体も、そしてフトコロも寒い日々。
そんなときはやはりコレ。
ミカンはミカンでもただのミカンではありません。
何を隠そう(というか、隠してないけど)焼きミカンです。
オーブントースターで7、8分焼くと、
いい感じで皮が焦げて、熱いので気をつけつつ、
皮をむくと、甘酸っぱい湯気がぱあっと。
中がアツアツで、心も体も温まりますよ。
フトコロは寒いままですけどね。ふん。