美しい秋空の日がつづく。立冬を過ぎて10日を経つので、秋空というより“初冬の好天”と呼んだ方がいいのかもしれない。穏やかさも、初冬という季節感から来るのだろう。世間は突如吹き始めた解散風で騒がしいが、その慌ただしさをなだめるような穏やかな日々だ。
近くの松沢病院の中を散歩すると、秋の装いをこらした樹々が美しく、その上に広がる青空が爽やかだ。一年で一番空が高く美しい季節なのだ。
甲州街道のケヤキもいっそう色づいてきた。Kさん宅の庭には、大宮八幡宮の菊花品評会を終えた花々が並べられてあったので、写真を撮らせてもらった。「今年はあまりいい出来ではなかった。盛りも過ぎているし…」ということであったが。