旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

10数年ぶりに薬から解放された

2023-02-23 14:07:58 | 時局雑感

 

 何度も書いたが、2011年に脳梗塞に見舞われ、爾来、血液サラサラ薬(プラザキザ)と胃薬を飲み続けてぃた。ところが、昨年1月の区の定期健診で貧血症の症状が現れ、医者は「貧血症にサラサラ薬は出せない。むしろ造血剤だ」と別の薬を与えられ、「それよりも、検便に軽いが潜血反応もあるし、貧血の原因は胃ガンか腸ガンによる出血と考えられ、専門病院の検査を要する」という。これに対し私は、「この年になって(米寿)ガンと分かっても手術などするつもりはない。ガンの進行より老衰の方が早いと思うから」と持論を展開して検査を拒否した。
 それから半年後の血液検査で、貧血症状はかなり改善、医師は「薬を変えて劇的に改善、ここで薬はすべてやめて模様を見ましょう」という。私が「薬なしでは脳梗塞が心配ですが」と問うと、「症状の出ないことを神に祈るしかない。薬より水をたくさん飲みなさい」ときた。
「神に祈るのみ? それが医者の言う言葉か?!」と、いささかムッときたが、そこは黙って引き下がった。
 それから半年、今年の定期健診の結果を、昨日、恐る恐る聞きに行くと、「貧血症はすべて平常値に戻りました。γ‐GTPが140(基準値60以下)だが、これも肝機能は正常値だし、他の指標もほぼ収まってる。指摘事項ナシ」とほぼ満点の評価を貰った。γ‐GTP140は私の勲章みたいなもので、これが60以下に下がったときは酒が飲めなくなった時で、それは死を意味する 
「胃薬くらい呉れませんか」と問うたが、「自覚症状が何もないのに、薬など飲む必要なし」とキッパリ。
 スッキリした88歳の春でした。


 
 音楽室のピアノの上には、例年通りのひな人形が…






新型コロナウィルス、マスクの功罪

2023-02-17 14:18:03 | 時局雑感

 

 新型コロナウィルス感染症も、ようやく終結の兆しが見えてきた。国は、5月から第五分類に移し、3月16日からはマスクの着用を解禁(自己判断にゆだねる)ことにした。思えば、マスクの着用は4年目に入っている。
 某テレビ番組の某コメンテーターが、「私など60歳だから60分の4年であるが、8歳の子供にとっては人生の半分がマスク生活であったのだ。これは可哀そうだ」と言っていた。それを見ていた娘は、「3年前に入学した中学生も高校生も、学友たちの素顔、微妙な表情の変化に触れることなく卒業してゆく…、悲劇だ!」と言う。
 娘はまた、テレビの中で子供が、「マスクを外して、あの子あんな顔していたんだ、と思う」という発言を聞いて、「それが重要なことよ。時々刻々、周囲の人の様々な表情の変化を感じながら子供は育つのだ」と強調していた 
 人は、森羅万象、日々の出来事、喜怒哀楽を、様々な表情、微妙な表情の変化でとらえながら生きてゆく。マスクはその表情の6割を常に隠す。
 マスクは、感染症の急激な蔓延を防ぐうえで一役買ったのかもしれない。しかし、そによって失われたものも大きい。

     
 
 庭の紅梅も、平年の半月遅れで、清楚な花びらを開き始めた


大騒ぎとなった東京の雪

2023-02-10 17:27:13 | 時局雑感

 

 東京では、すでに初雪はあったのかもしれないが、雪らしい雪としては初めてである。昨日から「都心でも5センチ」と予報されていたが、朝から降り始めた雪は勢いが良く、10センチ予報に切り替えられて、各メディアとも大騒ぎである。我が家の庭も薄っすらと雪化粧をした。
 東京は雪にも雨にも弱く、ちょっと度を越すと全ての動きが影響を受け、都民は右往左往する。それにつけても、30年間の間に70%の確率で起こる、と言われる大震災への備えは、できているのであろうか?



 


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