何十年ぶりかで箱根に行ってきた。義兄一家(6人)の計画にわが夫婦が加わった総勢8人の旅だ。実は、奥様を亡くし一人暮らしとなった義兄を、お子様方が「お父様の老いを癒そう」と企画したもので、我々の参加は若干お邪魔虫ではあったが、気心知れた者同士の旅は楽しかった。
一同小田原で落ち合い、先ずは早川漁港で「鮮魚の昼食」、その後、秀吉北条攻めの「一夜城跡」を散策して、二泊予定の強羅『静雲荘』(文科省共済組合宿舎)に向かう。メンバーの一人、神戸大学教授の予約だ。
このところ悪天候が続いたが、この三日間は好天に恵まれた。富士山が見えるまではいかなかったが、久しぶりに青空を満喫した。二日目は、お決まりの早雲山…大涌谷…芦ノ湖めぐりというコースだ。もはや説明は要しないので、以下は写真でつづろう。
ロープウェイで大涌谷へ。まずお目当ての「黒たまご」を食べる。
桃源台に降りて先ず向かったのは、義兄推薦の「早川水門」だ。義兄によれば、芦ノ湖は周辺の地にとって大変な水源で、この早川水門と「深良水門」は是非とも見るべしと言う。それでは、ということにしたがキャンプ場わきの案内板を見ると、「深良水門1500m」とある。まあ、1.5キロならいいかと思い歩き始めが、気がついて見れば、行けばそれだけ帰らなければならぬ。つまり3キロの行程だ。あとでわかったが結局この日は8キロ以上を歩いたことになり、老体には少々堪えた。
早川水門
勢いよく深良水門を流れ出る水流
箱根は秋の風情でした