旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

孫、遥人からのラブレター

2020-07-30 12:07:55 | 時局雑感



 うち続くコロナ自粛の中で、孫の遥人にも半年ぐらい会っていない。妻も、口を開けば「遥人はどうしているだろうか?」と呟いている。言葉を交わす議題に乏しい老夫婦にとって、たった一人の孫の話題は欠かせない。
 そこへ、娘を通して「遥人からのラブレター」が届いた。二つ折りの赤い折り紙に「はるとより」と書かれてあるので裏を開くと、大きな元気のよい字で、「じじばば だいすきだよ」と書かれてある。

 
    

 遥人、5歳2ヶ月、いつの間にか立派に字が書けるのだ。これからの成長は、85歳の老人の想像を遥かに超えていくのであろう。気が付いた時には、、まさに「遥かな人」になっているかもしれない。


コロナはどうなる?(つづき) ・・・ マスコミの報道姿勢に疑問!

2020-07-25 21:18:28 | 時局雑感



 前述(前回投稿)したように、国際医療福祉大の高橋泰教授によれば、新型コロナの毒性は弱く、日本人の独特な自然免疫性もあって、罹っても無症状者や軽度の症状が多く、従って患者数を追うこともさることながら、もっと重傷者への対応や死者を防ぐことに重点を置くべし、と提言している。最も重要なことは死者を出さないことで、PCR検査などで無理やりあぶり出した感染者数を追うことではないというのだ。(もちろん、検査も感染者数も軽視はしないが)

 高橋教授によれば、日本人の30%は新型コロナに被災しているのではないかという仮説も成り立つとされており、それに比して死者数は1000名弱と極めて少ないとしている。
 因みに、NHKのまとめによれば、25日午前零時現在で、感染者数29,022人、重傷者68人、死者994人となっている。
 しかしNHKも、毎日のニュースなどで重症者数や死者数の詳細を報道することは殆どなく、他のマスコミも感染者数の増加をヒステリックにがなり立てるばかりで、「重傷者とその症状、全国的な発生内訳と医療体制」や、「死者数と医療状況」などについては殆ど報道されていない。
 マスコミは根本的に間違っているのではないか? それとも何か意図があって現状のような報道に集中しているのだろうか?


コロナはどうなる?・・・感染者数より重傷者や死者の数に重点を!

2020-07-23 11:10:08 | 時局雑感



 コロナに対する緊急事態宣言が解けて一ヶ月以上になるが、依然として実質自粛の毎日が続く。なぜなら、感染者は日々増え続けているからだ。
 経済活動を優先し、人の交流を優先すれば当然のことであるが、東京を中心とした感染者数は第二波の様相を呈してきた。ここ2週間の東京の感染者数は3000人に達し、累計感染者数は1万人を超えた。昨22日の全国の感染者数は787人で過去最多、まさに第二波の到来と言っていいのだろう。
 ただ、日本における重傷者、死者の数は、世界各国に比べてけた違いに少ない。高橋泰国際医療福祉大教授によれば、新型コロナは毒性が弱く、罹っても自然免疫で殆ど治っているのではないかと言われ、日本人は、かつてのBCG接種などもあって、自然免疫力が高いのではないかとしている。そして、あくまで仮説だとしながらも、PCR検査などで陽性者を見つけ出すことよりも、重傷者の看護を中心にした体制をとるべきだとしている。
 問題は無症状や軽い症状の患者の数ではなく、死者を出さないことだという。全くそうだとは思う。ただ、高齢者は重症化する率は高いというので、85歳の老人としては自粛を続けるしかないのだ。もっとも、昨日は会社で株主総会が行われ、終了後社員とワイワイ飲んできたし、今日はこれから吉祥寺の先輩宅を訪ね会食の予定であるが……。


きらめきの手、やわらかい感性の手・・・藤井聡太七段の将棋

2020-07-13 14:18:28 | 文化(音楽、絵画、映画)



 高校生の藤井聡太七段が将棋界の二つのタイトルに挑戦しており、最年少タイトル獲得記録を更新しようとしている。

 某テレビ番組で、藤井七段の師匠杉本八段が、藤井七段の将棋の手筋を「きらめきの手、やわらかい感性の手…」と解説していた。そしてそれは、今にして出来上がったものではなく、子供の頃(杉本師匠は小学校4年お時から藤井少年を指導している)から持っていたものだと話していた。
 また別の解説者が、藤井七段の手筋の読み量について、その多さは抜群であると強調していた。例としてAIの読み量を引き合いにだし、「藤井七段の差し手を、通常の情報量(7000種類?)でAIに入れると良手とみなされない場合がある。そこでもっと多量の情報を入れると良手という評価に変わる。これは、藤井君の読み量はAIを超えているのではないかとも推測される」というようなことを言っていた。
 一体、どのような頭脳をしているのであろうか? それよりも、彼の「きらめき」とか「やわらかい感性」とは、どのようなものなのだろうか? しかもそれを幼少のころから備えていたとは、一体どんな人間として生れ落ちてきたのであろうか?


年中行事化した「史上最大規模の水害」

2020-07-08 10:51:27 | 時局雑感



 今年もまた、「かつて経験したことのない雨量」による水害が、列島を縦断しつつある。九州各地に始まり、今朝は岐阜から長野に及んだ。
 人吉を訪ね、美しい渓谷を縫うように下る球磨川下りを体験したのは、1986年の秋のことであるので、すでに34年も前のことだ。その美しい景観、チビチビ味わった名酎『球磨焼酎六調子』の味は忘れられない。その球磨川が暴れ、全域十数か所も氾濫して死者・不明60数名の惨事を起こした。
 筑後川と言えば我が九州の母なる大河で、大分、佐賀、福岡の3県を育む河だ。それが溢れ、日田や久留米を濁流で覆った。日田は大分県の小京都と言われる風光明媚な観光地で、その景観は三隈川(筑後川)が作り上げ水郷と呼ばしめた。それが一瞬にして凶器と化すのである。
 大牟田も濁流に覆われた。大牟田は私が社会人となって最初の3年間を務めた街だ。もう60年も前のことで放映される街並みに記憶はないが、旧友たちの面影も浮かび胸が痛む。
 これらの被害は列島全体に広がりつつある。水清き国は同時に水害の国なのだ。しかもその規模が年を重ねるほど大きくなることに恐怖を感じる。
 地球は呪われているのではないか?

 


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