旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

品位なき自己都合・利己主義解散

2014-11-19 15:50:18 | 政治経済


 今日の毎日新聞朝刊一面に、末次省三政治部長がコラムを書いている。それによると今日11月19日はリンカーンがあの有名な演説、「人民の人民による人民のための政治」を行って151年目にあたるそうだ。つまり、1863年11月19日にアメリカは民主主義の新しい一歩を記したのだ。
 コラムは、それに対比して今回の安倍解散を皮肉った自民ベテラン議員の言葉、「安倍晋三の安倍晋三による安倍晋三のための選挙」という言葉を引用している。民主主義の鑑のような言葉と、その対極ともいえる利己主義の塊のような言葉は、対比するのも恥ずかしいが、リンカーン演説から151年を経た日本の「民主主義の水準」に、改めて愕然とする思いであった。
 何の大義も、何の争点も示されず、ただ「今なら勝てる」、「ボロの出ないうちに」という魂胆だけが目につく解散総選挙を、膨大な国費を使ってやる首相を許しておいていいのか?
 争点は示されないが、大変な争点がある。このような政治を許すかどうかという争点だ。このような品位のない人間を首相にしておいていいのかという争点だ。
 国民は、どんなに忙しくても、どんなに寒くても、この争点に断を下さねばなるまい。


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