旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

早くも第4クォーターに入る  … 妻の誕生会でスタート

2021-09-30 11:15:23 | 時局雑感

 

 今年も、アッという間に最終四半期に入る。折しも、新型コロナ緊急事態宣言の全国的解除が発せられ、世の中は相当に忙しくなるのではないか? 久しぶりの交友を求めた飲み会(引き続く忘年会)に年末商戦が重なり、加えて総選挙という政治戦も加わって、例年以上に短く過ぎ去るのではないか?
 新型コロナ問題は、一応落着したと私は見る。もちろん、第6波や7波は来るが、これまでの様なものではなく、賢い日本国民は「ウィズコロナ」をうまく生きていくのではないか? ワクチン、治療薬の開発も合わせて、マスク生活などをうまく組み合わせていくであろう。
 自民党総裁選は、結局のところ平凡なところに落着した。岸田が勝ったが、安倍や麻生や二階などの院生政治が続くであろう。加えて自民党は、この総裁選を通じて安倍・菅政権が失った支持率を取り戻した。これが自民党のしぶとさで、これを受けた総選挙でも政権交替は遠のいたのではないか?
 むしろスポーツ界が面白い。照ノ富士の新横綱優勝、白鵬の引退。若手の台頭を含め新しい時代が来るのではないか? 特に白鵬については、休場ばかり重ねて体調を整えて優勝をさらう、更に傲慢で相撲道に外れた振る舞いが目立ちうんざりしていた。引退大歓迎。
 野球にあっては、米メジャーでの大谷の活躍、日本にあっては鈴木誠也久々の首位打者争いに関心大。広島カープでは、誠也に続く坂倉、小園、林のベストテン入りを期待している。3年後カープ優勝のカギを握る若手である。

 昨夜は、新宿『なだ万賓館』で、妻照子の81歳の誕生会をやった。美しい夜景、美味しい料理は、いよいよ第三クォーターに入る区切りの会にふさわしかった

 
 
  
 『なだ万』さんのご厚意で、お祝いの「赤飯」と「お箸」が提供された

 
 新しい時代を築くか、新横綱照ノ富士

   


久しぶりの孫、遥人 … ピアノ発表会

2021-09-25 10:41:20 | 文化(音楽、絵画、映画)

 

 久しぶりに孫の遥人に会えた。昨年11月の七五三以来である。昨年に引き続き、遥人としては第二回目のピアノ発表会が、家族ごとの入れ替え制という厳重なコロナ対策の下に開かれた。
 昨年同様、お母さんとの連弾一曲、ソロ一曲を立派に演じて成長の跡を見せた。体も逞しくなったが演ずる音も正確で力強さを感じた。しかも、私と女房に対しては、「…きてくれてありがとう…」とお礼状まで用意していた。来年はいよいよ小学一年生、ますますたくましさを増してきた。
 たくましさと言えば、既に読売ジャイアンツの営む野球教室に通っており、小学校入学前の児童にしては、投力、走力共に優れており、少年野球チームのコーチ陣から目を付けられているという。新築したばかりの家のリビングでビュンビュン振り回すバットの鋭さに驚いた。
「将来何になりたいか?」という問いには、即座に「野球選手!」と答えた。バットを振り終えると間をおかず私に「おじいちゃん将棋をやろう」と駒を並べる。囲碁も覚えようとしているし、ピアノで感性も磨いていることだろう。知力体力ともに豊かな野球選手に育つだろう。

  
  立派な体つきになりました
 

  
  先生との記念撮影などでは、テレてポーズをとる年ごろ
 
 遥人君からのお礼状

  
  永福町に、地上三層、地下一層の立派な家を建てました。



広島カープ快勝、中秋の名月冴える

2021-09-22 11:36:55 | スポーツ

 

 このところ投打がかみ合わず、カープの負けが込んでいた。頼みの打線も、鈴木誠也はまだしも、やっと規定打席が足りて首位打者に躍り出た坂倉は、数試合無安打で一挙に陥落、5~7位をさまよっている。
 そのカープが、久しぶりに鬱憤を晴らしてくれた。昨夜行われた広島、巨人19回戦で、床田投手が9奪三振、6安打に抑え完投、完封勝利を挙げたのだ。打っては6回、ランナー二人をおいて鈴木、坂倉が連続安打、2点を挙げてそのまま押し切った。
 何といっても床田の初完封、鈴木誠也の安定感、坂倉の復調と、気にしていたことがすべて花咲いて、最終版、いや来年に向けて胸の膨らむ思いがした。

 窓を開けると中秋の名月が輝いていた。むら雲の中に大きく冴えて、カープの快勝を称えているかに見えた。

 
  窓を開けると、電線の彼方のむら雲の中に中秋の名月が…

  
  
 
  望遠をかけるほど明瞭になり
  
  最大限では月の模様も見えました
 


変革の兆しも見えない自民党総裁選挙

2021-09-17 13:48:56 | 政治経済

 

 自民党総裁選挙の告示を迎え、何だか騒がしくなってきた。岸田、河野、高市、野田の各氏が立候補し、男女取り合わせて賑やかにはなったが、結局のところ大きな変化はないのではないか?
 戦後の日本政治を担当してきたのは自民党で、その前半を主導してきたのはリベラル派の宏池会であっただろう。善悪さまざま犯しながらも自由と民主主義を日本に根付かせ、高度経済成長をを通じて分厚い中間層を育てて日本は安定するかに見えた。自民政治の後半は右傾化を強め、最悪は新自由主義を掲げた小泉・竹中路線で、競争主義と自己責任論を中心に経済格差を広げ、ごく一部の富裕層と多くの貧困層を生み出した。中間層は崩れこの二層に分けられた。結果、教育・技術水準も落ちて、日本の世界における地位は低下した。
 この総仕上げともいえる安倍内閣、それを引き継いだ菅内閣の政治を大きく転換することこそが今求められているのではないか?
 折しも出てきたのが宏池会の岸田であるが、今やかつての宏池会にあったキラメキも勢いも彼には見えない。首相の地位欲しさに、裏で操る親分衆にキバを抜かれているのではないか? そもそもキバなど持ってないのか。河野にしても各親分衆に手なずけられ、原発問題を始め改革の旗は降ろしたようだ。
 野田の出馬で票は割れて決選投票となり、岸田の勝利に落ち着くだろう。それに対する野党は、安倍、菅政権の失政の受け皿になり得ていない。内閣支持率が低下する間も、立憲民主党の支持率は10%で動かず、共産党に至ってはここ何十年も3%のままだ。選挙協力で議席は増やすであろうが、政権交代までは無理だろう。
 日本は変わらないだろう。いや、日本人は日本を変えようとはしていないのだろう。
 


広島カープ快勝 … 鈴木誠也2ホーマー、坂倉将吾首位打者に躍り出る!

2021-09-08 14:11:15 | スポーツ

 

 久しぶりに肩に力が入った。固唾をのんで試合の行方を見守った。広島、中日の18回戦であるが、最下位争いを演じている両チームの勝ち負けの行方ではない。3位のヤクルトとは10ゲームの差があり、今更Aクラスの可能性もなく、関心は専ら個人の記録に向いている。もちろん、カープが勝つに越したことはないが…。
 私の関心は、一つは鈴木誠也の「打率3割、30ホーマー」の達成であり、もう一つは、坂倉将吾の「規定打席到達と首位打者躍進」にあった。坂倉はこの試合の前で規定打席に4打席不足であり、この試合で順調にいけば4回の打席は回ってくる。もし4打席無安打でも、現在首位のオースティン(横浜)が、4打数1安打以内ならば首位に躍り出ることになる。
 カープ戦はテレビ放送がないので、じれったいパソコン映像でその成り行きを追い続けた。
 結果は…。坂倉は2安打を放ち、しかもその一本は、敗色濃き9回裏の逆転サヨナラ3ランホーマーという華々しいものであった。因みにオースティンは4打数1安打で3割2分4厘、坂倉は4打数2安打で3割3分2厘であったので、見事8厘差をつけて首位に躍り出たのだ
 加えて鈴木誠也は2ホーマー(通算24号)を含む4安打で3位(3割1分3厘)につけたので、横浜勢が占めていた上位を広島勢が占めることになりそうだ。
 いや~、肩に力が入った。一回や二回のマッサージではほぐれそうもない。

  
  坂倉将吾捕手(兼一塁手)
  2017年、日大三高寄りドラフト4位、4年目で開花


秋の味覚 … 娘の伊豆みやげに舌鼓

2021-09-02 14:07:43 | 時局雑感

 

 前回の投稿で晩酌のつまみ(肴)に触れ、「俺は同じものばかり食っているのではないか?」と書いたが、この度、「全く別のものを食っている!」という充足感を感じることになった。
 娘が伊豆の一泊旅行に出かけ、土産に「しず(エボ鯛の仲間)のひらき」、「生椎茸」、「イカの生干し」を買ってきた。焼きたてのこの三種は程よい塩味が施されてあり、調味料はふるさと臼杵から着いたばかりのカボスだけ。たっぷり搾りかけたカボスの風味と調和して秋の味覚を満喫した。肉厚な「しず」の豊かな味、椎茸の野趣、大好きなイカの新鮮な味……、これぞ山海の珍味、と個性豊かな三つの味を味わった。
 酒も、今週は『奥の松』を飲んでいたが秋田の『まんさくの花』純米酒に代えた。これは秋田産美山錦を60%磨いて和かに仕上げた純米酒で、ひかえめだが豊かなコメの甘味で食の味を引き立てる。いろんな食にマッチする…、この柔らかさがこの酒の個性であり、純米酒の貴重な役割ともいえる。

 同じもののようでもその内実は違う。それぞれ個性を主張しながらも、様々な仲介(酒やカボスの風味など)を得て調和する。世のむつかしさ、奥深さを感じながら秋の味覚を味わった。

 

 
 しずのひらき
    
     焼き椎茸

 
『黒牛』純米吟醸、『天の戸』純米大吟醸もあったが、『まんさくの花』純米酒を選ぶ
 


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