国会では、森友問題を巡る決裁文書の改ざんという前代未聞の大事件が発覚し、ついに当時の理財局長佐川氏の証人喚問となった。ところがこの証人、安倍首相や昭惠夫人、また官邸側などからの指示はなかったとは驚くほど明確に答えたが、改ざんが、いつ、だれが、何故行ったかという肝心の問題になると、「追加訴追の恐れがあるから」という理由ですべて証言を拒否した。実に証言拒否の回数は50回に及び、これも前代未聞ではないか?
結局何もしゃべらず証人喚問は不発に終わった。ただ、、「これほど言えないことがある裏には、隠さなければならない重要なことがあるに違いない」という疑問がますます深まった。世論調査の結果を見ても、国民の7割は「疑わしい」としている。このような不明瞭なものを抱えて、国の政治など進めていいのだろうか? 安倍にしても麻生にしても、総元締めの菅官房長官にしても、想像を絶する心臓の持ち主と言わねばなるまい。
一方、桜は満開である。こちらは一点の曇りもなく咲き誇っている。今年は異例な寒さが続いたが、ここにきて一挙に暖かくなり、例年以上に早く満開の時期を迎えたようだ。自然はウソをつかない。隠すものも何もないのだろう。全てをさらけ出して満開の花びらを誇っている。
27日に上北沢の夜桜を、28日(昨日)神田川の桜を満喫した。政界の曇りに対抗してか、今年の桜は花びらも大きく、例年になく良質の桜に見えた。
上北沢の夜桜(27日夜)
以下は神田川、高井戸駅周辺の桜(28日午後2時ごろ)
井之頭線も走りました