旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

不安な一年のすべり出し

2020-01-31 10:55:38 | 時局雑感



 早くも一か月が過ぎた。しかし、今年を占ういい兆候は一つもない。
 ・年頭からアメリカとイラクがドンパチだ
  さすがに自制し合って一段落しているが。
 ・消費税アップに伴う全般的物価上昇…、
  半面、社会保障全面改悪の動き、
  医療費窓口負担2割へ、など不安材料ばかり。
 ・挙句の果ては新型肺炎コロナウィルスだ!
  これは、底知れない恐怖感を与える。

 昔は、老後は豊かに暮らせる生活が待っているだろう、と漫然と思っていたが、老後を重ねるほどにその思いは崩れていく。何かが間違っているのではないか?
 今年もまた多難な年になりそうだ。オリンピックなどやってる暇があるのだろうか?


世代交代の様相を鮮明にしてきた大相撲界 … 白鵬、鶴竜は引退すべきではないか?

2020-01-24 13:20:58 | スポーツ


 大相撲界は、初場所から新旧交代の波に揺れている。
 二横綱が相次いで休場。
 大関豪栄道の陥落決定、高安の大関復帰かなわず。
 11日目を終えて、優勝争いは平幕の二人(正代、徳勝龍)
    ……

 何といっても、白鵬、鶴竜を休場に追い込んだのが、ベテラン妙義龍も一役買ったが、角界の次代を背負う遠藤と北勝富士というのが、世代交代を暗示している。遠藤は、初日白鵬、二日目鶴竜を破り、北勝富士は大関貴景勝、横綱鶴竜と破り、4日目に白鵬と戦うはずであったが白鵬が休んでしまった(不戦勝)。翌日には鶴竜も休場という体たらくだ。
 彼らの休場は十数回に及ぶ、横綱でなければ序の口にまで転落している休場数だ。横綱は休んでも陥落しないが、しかし数回も休場を重ねれば引退するのが相場だ。ところが、このモンゴルから出てきた出稼ぎ横綱は、いつまでも居座っている。休場理由の病名にしても、その程度の病気やけがは、全力士が負ってるのではないか?
 いずれにせよ二横綱とも長くはないだろう。大関は貴景勝の一人大関となった。彼は、これからの相撲界を10年は背負わねばならない。やがて駆けあがってくる若い世代と、相撲界を大いに盛り上げてほしいものだ


「社会主義をめざす国」からも外された中国 … 日本共産党の綱領改定より

2020-01-20 11:08:47 | 政治経済



 日本共産党は、先日開かれた党大会で、これまで中国を「社会主義をめあす国」としていた綱領の規定を削除することを決定した。つまり中国を、社会主義国でないどころかそれをめざす国でもないと規定したのだ。
 世界政治史の観点から20世紀をふり返ると、ソ連と中国という大国が資本主義の隊列を離れ社会主義を目指そうとした世紀であった。二つの国とも「マルクスレーニン主義に基づく社会主義・共産主義国」と名乗ったので、世界は、あの独裁と人権抑圧の国こそマルクス主義がめざす未来社会だとし、この二国は世界の反共主義の物質的証拠とされた。社会主義運動にとっては、20世紀が残した最悪の遺産となった。
 日本共産党は二国の実態をリアルに分析し、また二国との長い論争を通じて、二国とも社会主義国に到達していないどころか、スターリンの悪行を暴く中で、ソ連に至っては「巨悪」と決めつけ、その崩壊にあたっては「巨悪の崩壊を喜ぶ」声明まで出した。一方中国については、毛沢東の悪行、中でも文化大革命について反省を行った点なども評価し、市場経済を取り入れながら「社会主義を目指す国」と規定してきた。
  しかし最近の中国の尖閣諸島や東シナ海における覇権主義的対外姿勢、また香港やウィグル自治区に対する人権無視や強権政治などを見て、「およそ社会主義を目指す国ともいえない」と従来の規定を外したのである。一党独裁、人権無視の強圧政治など民主主義未成熟の中国を見ると、資本主義を乗り越えた次の段階の社会を展望する資格もない、ということであろう。
 私は、今の中国を21世紀における最大の不安要因とみており、日本共産党の指摘はむしろ遅きに失したのではないと思う。ただ、共産党がどう位置づけようが、中国の危険性がなくなるわけではない。この大国(?)はどうなっていくのであろうか?


都道府県対抗駅伝(女子)で、大分の2中学生が区間賞!

2020-01-13 14:28:50 | スポーツ


 スポーツにはいろいろな喜び方がある。昨日京都で行われた都道府県対抗女子駅伝では、京都の逆転優勝、東京のアンカー新谷の力走、一区広中(長崎)の5年連続区間賞、など沢山の話題があった。
 私が一番喜び、また驚いたのは、わが大分の二人の中学生がいずれも区間賞を取ったことだ。この駅伝は9区間で争われ、うち3区と8区が中学生に割り振られている。距離はいずれも3キロで短いコースではあるが、若い中学生だけに何が起こるかわからない興味ある区間だ。
 実は大分は、これまでどの区間においても区間賞を取ったことのない県である。ところが昨日の大会では、初めてどころか、この中学生の2コースで二つとも区間賞を取ったのだ。私は放映される字幕を疑ったほどだ。大会関係者もマークしていなかったのか、インターヴューもなかったようだった。
 これは大変なニュースではないか? 大分は3区の区間賞で13位まで上がったし、その後落ちたが8区でも順位を上げたが、結局は17位に終わった。しかし、最も若い二人が区間賞では、相当に明るい未来があるのではないか?
 このようなことは、あまりニュースにならないのだろうか? 誰か、この二人の中学生についてのデータなど、詳しい情報を知っている人は教えてくれないだろうか?

 


2020年始まる … 内外情勢波高し、私生活は平凡

2020-01-07 15:40:23 | 時局雑感


 2020年……、早くも一週間が過ぎ、松も取れた。内外の情勢は波高しという印象であるが、私の周辺は例年通りで平凡に推移している。

 アメリカの空軍がイランの司令官を殺害した。イラン革命防衛隊・ソレイマニ司令官に狙いを定めた無人機を操り殺害したという。イランとイラクが戦争を始めたとかいう話ならまだ分かるが、地球の裏側にあたるアメリカが、宣戦布告もない奇襲攻撃でイランの司令官を攻撃するなどということが許されていいのだろうか? 重大な国際法違反ではないか? 安倍内閣などは非難もしないが、世界は挙げてアメリカを指弾すべきではないか。
 保釈中のカロルス・ゴーン被告がレバノンに逃亡した。しかも箱の中に隠れて空港チェックを逃れて逃げたという漫画の世界のような話でだ。トロイの木馬のような何千年も前の出来事ならまだしも、レントゲン線で体の中から物体の裏側まで見通すことのできる21世紀に於いての話だ。重要犯人をマンガのような手口で取り逃がすとは、日本の防衛は大丈夫なのか? 世界の笑いものになっているのではないか? 安倍首相に至っては、年頭会見で触れもしない。

 一方、私の周辺は平凡だ。年末は「第九」を始めクラシック音楽を聴き続け、正月は実業団駅伝、2日、3日は箱根駅伝を全部見て、3日は「ニューイヤーコンサート」を聞き、孫の遥人一家とお好み焼き屋で過ごした。唯一例年にない嬉しい出来事は、4日に『獺祭』の旭酒造さんより、4月に開く「純米酒を楽しむ会」へのブース出展を快諾してくれたメールが届いたことだ。今年最大のお年玉をもらったという感がした。
 6日は仕事始めで出勤、夜は我が家で開いたミャゴラトーリの新年会に参加して、大いに飲んで楽しい芸術論をたくさん聞いた。
 庶民の生活は平凡が何よりではないか。これも恒例の初詣、第六天神のおみくじは小吉であった。お告げを読むと大変にいい内容だった。

 
 ミャゴラトーリの新年会(早退者を除く)


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