旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

スポーツ界での日本の地位は? …W杯サッカーの対ドイツ戦勝利に因んで

2022-11-26 14:53:36 | スポーツ



 カタールで開かれているW杯サッカー初戦で、日本がドイツに勝って大騒ぎである。国内だけでなく、海外でもかなりのニュースになっているらしい。何といってもドイツは、過去4回の優勝を誇る強国であり、日本はべスト8入りを目標にする新興国であるからだろう。
 しかし、近時の出来事を辿ると、日本はスポーツ界でかなりの地位を占めてきたのではないかと思う。野球界では大谷選手が、メジャー100年の記録を塗り替えている。オリンピック陸上100メートルではファイナリスト入りを果たした。世界の8人に入るというのはトップ水準に達したことを意味するだろう。
 失われた30年を取り上げ、日本の国力低下を嘆き続けているが、スポーツ界ではトップ水準に迫りつつあるのかもしれない。
 話は変わるが、大相撲九州場所も大荒れだ。正代の大関陥落、御嶽海の大関復帰ならず、逆に若き王鵬(大鵬の孫)が、前頭13枚目にありながら優勝戦線を争い、ここ3日は、関脇豊昇龍(勝利)、元大関高安(敗北)、そして今日は大関貴景勝と、最高実力者と戦う。世代は目まぐるしく交代している。
 さて、これから始まる王鵬と、明日コスタリカと戦う日本の勝利に期待しよう。


よき時代を懐かしむ

2022-11-21 13:39:50 | 時局雑感



 昔の仲間と集まると、必ず「あの時代は良かった」という話になる。あの時代、というのは、1960年代後半から90年代初頭までである。
 先日、三井ホーム時代の同僚2人と会食した。ピアニスト付のシャンソン歌手の歌を、3人で聴きながらワインを飲む、という贅沢な会であったが、そこでも、専ら“三井ホーム時代の最後の良き時代”の話に花が咲いた。
 われわれ三人は、90年代初頭、家具装飾品の買い付けに、ブダペスト(ハンガリー)、サルデーニャ島(イタリア)、ヴェネティア(イタリア)と回ったが、装飾品の物色もさることながら、ついでに、かなり豪華な旅をさせてもらった。
 思い出話として話題になったことは、
・サルデーニャ島の、ISOLLAの方々との山上パーティ
・同じくパラウの地中海クルージング
・私が地中海を泳いだこと
・ヴェネティアの「ムジカンテ」のオペラ歌手たち
などで、詳しくは省略するが、筆舌に尽くしがたい楽しい思い出である。それから30年…。これが正に失われた30年であれば、当時が「最後の良き時代」と偲ばれても仕方るまい。

 


珍しい月・惑星食

2022-11-09 16:10:39 | 時局雑感



 昨夜は皆既月食ということだった。最近、周囲の出来事に関心がうすまり、すっかり腰が重くなった吾輩であるが、これは単なる皆既月食ではなく、惑星の一つ天王星も月の影に入る惑星食も同時に起きる珍しい天体ショーであり、安土桃山時代以来442年ぶりだと言われると、さすがに重い腰を上げてカメラを構えた。しかも次の発生は300年後だというからだ。
 しかし晩酌片手の操作であり、手許は震え上手く撮れず、最後の皆既状態を納めることを怠った。どうせ各マスコミが、タップリ報じてくれると思ったからだ。案の定、翌日各紙が報じていたので、毎日新聞一面から拝借した。以下、撮影時間入りで並べておく。

 
   
    
     

      



「失われた30年」をもたらした真犯人はだれか?

2022-11-08 15:31:39 | 政治経済



 前回、「全てが壊れつつある」と題して、中でも「日本が壊れつつある」と書いた。その裏には、失われた30年をもたらしたものは何か、という問題意識があった。
 要因については、いろいろと言われている。
①1990年に崩壊したバブルの巨大さ
 しかし、30年もの長きにわたり停滞をもたらした例は、他に見ない。
②新自由主義
 これも日本だけを襲ったのではなく、他国はそれなりに成長している。
③自民党政治が悪い…これは、天に唾するようなものではないか?
 国民はこれを選び続け、近時は特に高支持を与えている。
④労働組合の弱体化、非正規雇用の導入、アベノミクスと黒田金融政策

 いろいろと言われているが、30年の停滞は小さくない。様々な要因が絡み合っているのだろうが、この真犯人だけは捕まえたい。だれかズバリ解明してくれないだろうか?


投票ボタン

blogram投票ボタン