旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

騒々しい政情 ・・・ 普天間、子供手当てなど

2009-12-20 10:54:13 | 政治経済

 鳩山新政権について、世はこぞって文句を言っている。今まで民主党を支持するような発言をしてきた連中も、重箱の隅をつつくような言い草までして非難しまくっている。
 しかし、まだ発足して3ヶ月しかたっていない。半世紀に及ぶ自民党政治の垢を洗いながらの新政権だ。少々のもたもたなど当たり前ではないか。
 私はそれよりも何よりも新政権に仕事をしてもらいたい。従来の自民政権に比べて大いに頑張っていると思う。もたもたもしているが、もっと見守って成果を出すように応援したい。断っておくが、私は必ずしも民主党支持ではない。田中金権政治の流れを汲む小沢や岡田などが中枢にいる政党を、根底からは信用してない。しかし、今は自民の悪性の垢を流す仕事をしてもらいたいのだ。

 普天間問題など、政権が変わったのだから交渉に時間を要するのは当たり前ではないか。政治学者連中が日米関係の危機みたいなことをいっているが、鳩山にしても日米安保を大前提にした政治家だ。その上に立って、この機に半世紀たった日米関係を話し合おうと言うことが何で危機を生むのか。アメリカだってそれくらいは分かっているはずだ。
 世界に例を見ない広大な基地提供という犠牲を日本が払い、アメリカはその基地を世界戦略の一環に組み込んでいる。その関係をいますぐやめようなんて誰も思っていない(将来的には正していくべきだろうが)。その大前提を鳩山は「Trust me」と言ったのではないのか。
 子供手当ての年収制限問題で、「子供は社会で責任を持って育てる。親の年収に関係なく、しかも手当ては親に払うのではなく子供に払うのだ」という理念は、一つの立派な哲学だと思う。そこが自民や公明がやってきたバラマキと違うところではないか。
 ただ、その上に立って(つまり理念は曲げないが)財源も勘案、過渡期の処理として一定の年収制限に妥協して実施する、など柔軟に処理すればいいのではないか。

 とにかく仕事をしてもらいたい。新しい政策を少しでも進めて欲しい。
                          


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