旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

IT論争

2008-01-22 22:41:24 | 時局雑感

 

 N君と飲むといつもIT論争になる。私はITについて否定的な意見ばかりを言い、N君はITの有効性を説きまくる。もちろん、私はIT技術の素晴らしさをいささかも否定しないし、N君もその害悪を認めないわけではない。両極端の立場から、、何とかこの素晴らしい技術をうまく使う手はないか、ということを追求していると思っている。
 私は、朝から晩までパソコンの前に釘付けになっている人間(含む自分)を実に哀れに思う。職場においては、パソコンを眺めていれば仕事をしていることになっている。全てが無とは言わないが、プログラマーや映像製作者を除いて、パソコンを眺めている間は「価値を生み出している」とは思えない。せいぜい評価して「仕事の準備をしている」か「情報を探っている」程度だ。とすれば、その時間は短いほど有効だ。しかし、パソコンさえ眺めていれば「仕事をしている」とされている。しかも、仕事とは無関係のことをしている時間が相当数あるはずだ。
 仕事を離れて自宅などでは、自分の時間を何に使おうが勝手であるが、この世界に入っていくと異常な世界に引き込まれていく怖さを感じる。私は自分が弱い人間であることを自覚しているつもりであるので、IT世界とは一線を画すことにしている。
 つまり、ブログにおいても「自分を発信する」ことだけに止めている。もっと言えば「自分のために書いている」といっていい。それなら何もブログでなくてもいいのではないか? という疑問が生じるが、公開していることにより「書き続ける」ことを強制することに意義を求めているのかもしれない。だから私は本名で書いている。偽名で書く逃げを避けたいと思っているからだ。
 こうなってくると、何が何だかわからなくなるが・・・。
                      


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