旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

堕ち行く国力

2008-01-20 19:01:04 | 政治経済

 

 昨年秋のヨーロッパ旅行の体験と、今年元旦から始まった日経新聞の連載「YEN還流・・・沈む国と通貨の物語」に共通点を見出し、1月10日付ブログで「弱い円」について書いた。ところが、それをめぐって、いつもコメントを頂く友人などと、はからずも国力論争となった。
 私は、日本の国力はバブル崩壊以降問題は多いが、技術力を中心にそんなに落ちているはずはないと思い続けているのであるが、円はそれほど強くないはずだとする見解も多く、為替問題の難しさに迷い込んでいたのであった

 さて、その1月10日のブログに日経新聞より引用した行天豊雄氏の「通貨は経済、政治、文化など総合国力の尺度」という点から日本の国情を見直すと、私も日本の国力に自信がなくなってきた。
 
以前は「政治は二流だが経済は一流」といわれていた。しかし政治にいたっては二流どころか四流ぐらいではないか? 文化に至っては日本古来のものをどんどん失って『モノマネ三流文化』に堕しているのかもしれない。
 頼りの経済もバブル崩壊から低迷が続き、これにも自信をなくしていたところ、先日の国会で太田弘子経済財政担当大臣が、ついに「もはや日本は『経済は一流』と呼べない」と白状した。自慢であった一人当たりGDPも、「かつての世界一からOECD(経済協力開発機構)加盟国中18位に落ちた」のでは、これまた三流かもしれない。(以上引用は19日付毎日新聞より)
 私がヨーロッパで感じた実感・・・・・・イギリスやドイツ、フランスで生きるには、日本で生きる二倍の金が必要(日本の国力は欧州の二分の一?)なのではないか、というのは真実なのかもしれない。
 いやはや落ちぶれたものである。
                     


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