桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

あたいはやっちょらん

2018-02-20 | Weblog
日本テレビ系で放映された、鹿児島・大崎事件の番組は、闘い続ける原口アヤ子さんの姿の移り変わりが痛みとして残り、なかなか言葉を書く気持ちにならなかった。
なぜ検察が再審開始に抵抗を重ねるのか。それが許されているのか。あちらでもこちらでも検察は、理不尽な主張と抵抗を重ねているのは、全く許されない犯罪行為だと思う。
俺の再審でも最高裁まで抵抗された上、再審裁判でも「一貫して否認し続けて反省がない」と非難されたし、無罪判決を得ても「それでも犯人であることに変わりはない」と言われ続けている。
大崎事件は2度目の再審開始決定だったが、この事件は事件ではない。たまたま自転車の転落事故から頚椎に損傷を受けたことから、それが不運な展開を生んだ、死体遺棄事件だし、堆肥の下から死体が発見されたことから殺人事件と即断した警察の、どこでもやっている自白強要で作られた冤罪事件だ。
もういい加減にしろよ、早く原口アヤ子さんが生きてきうちに終わらせろよ、検察に対する激しい怒りは、今日も消えない。

お~い、安倍晋三先生!

2018-02-19 | Weblog
安倍先生、小平奈緒選手には祝福の電話をしないの?
何で判りやすいのかね、あんたって人間は。
人気は凄い羽生結弦選手だから、それに祝福の電話をすればニュースになるし、見る目を持たないミーちゃん、ハーちゃんは、流石に首相!などと思うかも知れないよな。だから、そこは抜かりなく電話でパフォーマンスしたんだろ。
それに慰安婦問題の脛の傷が傷む日本の首相として、オリンピック3連覇を逃した韓国選手と抱き合って健闘を讃えあった小平奈緒選手には、とても祝福は送れないよな。
ホントに、あんたは口は巧言だし、嘘付きだし、大したタマだよなぁ。

産経新聞

2018-02-19 | Weblog
沖縄で交通事故があり、米兵が救助した美談をねつ造し、その美談を報道しない沖縄の新聞を非難した産経新聞。それがねつ造だと判り、産経新聞の沖縄支局長が更迭された報道があった。
ビックリだよな、更迭って。
アメリカの占領国家である日本を肯定して、総ての価値をアメリカファーストで報道する産経新聞だし、アメリカ万歳!安倍晋三万歳!自民党万歳!記事ばかりで、そのための提灯記事やねつ造なんて産経新聞の常識だと思っていたから、当たり前にねつ造が判って更迭したパフォーマンスにビックリだ。

素晴らしい!

2018-02-18 | Weblog
小平奈緒選手が、前評判通りに金メダルを取った。
世界大会で何連勝も重ねて、オリンピックでも金メダルが確実と言われ、期待されていたが、でも1発勝負。何があるか判らないのがオリンピックだ。
その重圧に耐えてオリンピックレコードでの金メダルは、どのような賞賛の言葉を重ねても足りない見事な勝利だった。
小平奈緒選手、おめでとうございます!お疲れさまでした!

二人の羽生

2018-02-18 | Weblog
昨日は羽生結弦の金メダルで大騒ぎの日本だった。安倍晋三は直接に電話をしてはしゃいだらしい。
今回のオリンピックは、かなりの金メダルと予想された日本だが、結局は2個か3個。羽生の連覇もあれば、まあ仕方ないところだろ。
俺には、同じ羽生でも、将棋の羽生善治は敗退の方が大ニュースだ。
俺が千葉刑務所で将棋の強豪と言われた30数年前、将棋界は「チャイルドブランド」と呼ばれる羽生善治、森内俊之、佐藤康光たちが台頭した。
それからのチャイルドブランドの活躍は素晴らしかった。森内俊之と羽生善治は永世名人となり、佐藤康光も名人位を獲得した。今も、まだ羽生善治時代が続いているが、漸く次の世代に覇権は交代しそうだ。
大山康晴時代、中原誠時代、そして短い谷川浩司時代があり、30数年のチャイルドブランド・羽生善治時代が続いたが、新しい天才・藤井聡太の出現には時代の流れを感じさせる。
まだ15歳6ヶ月での朝日杯優勝は、これからどんなにか素晴らしい活躍をするだろうと思わされて、将棋ファンとしてワクワクする。
楽しみだなぁ。

横浜西部支部

2018-02-17 | Weblog
今日は、久しぶりに救援会の神奈川に招かれた。ショウジとタカオの映画のときは、杉山と監督を招いたという横浜西部支部だ。
今日は旗開きで、好きに話して唄って欲しいということだったが、何時もながらの俺。
インフルエンザ以来、初めて唄ったが、声は、まあまあだった。
帰りに、80歳になるという方が、話を聞いて明日からの生き方が変わる!と言って頂いたのが嬉しかったなぁ。

廃墟

2018-02-17 | Weblog
事物が年齢になったせいか、地方へ行って歩くときなど、人が住まなくなった空き家が気になる。
どんな人たちが住んで、どんな暮らしをして、どうして空き家になってしまったのかと、その家にあったろう家族の笑い声や活気の時代を想像してしまう。
このごろ、どこへ行っても空き家が目立つ。人口減少時代に入ったから当然なのだろうが、家も引き継ぐ子孫を失えば終わりだ。
もちろん、国家とて同じだ。
国家などいう言葉は、まず日本ではろくなことに結び付かない。国家のためにうんぬんと語られることは、個人の犠牲によって国家を支え、護れとするようなことばかりだ。
しかし、そうじゃないよね。独りひとりの人間は、誰もが掛け替えのない貴重な命だ。国家こそが貴重な独りの命を護るために存在するものだろう。
先日、奨学金を借りた学生て破産する人が多いという記事を見たが、若者を育てることに金を惜しむ国家なんて、あるの?若者が日本を引き継ぎ、支えなければ日本は消えるんだよ?ならば、何より優先するべきは若者育成ではないのだろうか。
これが政治だと思う政治屋。これが政治だと思わされる愚民。
日本に笛空き家を見ていると、明日の日本が見えるようだ。

再び袴田事件かたに付いて

2018-02-16 | Weblog
昨日、袴田巌さんの再審を求める会から定期的な発行物が送られて来た。そこには新聞記事のコピーもあって「再収監の可能性も」などとする解説記事もあるし、検察の行った恥知らずな抵抗に付いて正確に、かつ的確に批判する記事はないことから、俺のブログに「専門家証人に敬意を」などと書き込んで来る人があるのは、当然かも知れないと思った。
俺が鈴木廣一を許せないのは、その法医学者の地位を使って事実を曲げようとした行為だ。
本田鑑定の検証を裁判所から委託されながら、本田先生とは違う器材を使ったり、試薬の量を変えたりして、ひたすらに本田鑑定の否定をしようとしていた。
だが、鈴木廣一は、それでもDNAを検出したのだ。本田先生の鑑定を否定しようと頑張ったが、それでもDNAは出た!
これで終わりでしょ、普通ならば?
本田先生の鑑定は間違い、DNAの検出は不可能だ!と検察は主張し、鈴木廣一は検察の言うがままに検出不可能であることを証明しようと頑張っていた。それでもDNAが検出出来たならば、本田先生の鑑定だけが、なぜ間違いなの?
検察は、今回、鈴木廣一がDNAを検出したことも間違いと言わないのだろうか?
静岡地裁で袴田巌さんのDNAとは違うと鑑定したのは、本田先生だけではない。検察の鑑定人も、本田先生と同じ結果だった。ところが、鈴木廣一と同じ御用鑑定人だった奴は、「私の鑑定は間違い、信用しないでください」と裁判で語った。ヘタレ、腐れ、間抜け!金のためか、地位のためか、この御用鑑定人は自分を否定したから、裁判所は本田鑑定を採用した。
今、鈴木廣一も古い資料からDNAを検出したのだから、もはや鑑定論争は決着のはずだか、そう書くマスコミはいない。
検察権力は絶対だからなぁ。弱いよなあ、日本のマスコミは。
弁護団は、この4年の月日が良かったのは録音テープが公開されたことだと語るが、その録音テープに付いての検察の主張はお笑いのレベルだ。弁護士と袴田巌さんの面会も録音した違法に付いて「何らかの間違いで録音された」と言う。
おい、おい、当時のテープレコーダー器材を知ってるか?と言いたくなる。
今のように掌に隠れるようなICレコーダーならば、それは誤って録音することもあるだろうが、高さが2、30センチ、横幅は4、50センチもある大型器材だよ!
誰が、どう準備して、どう間違うと言うのだろうか。
日本の検察は腐れ切ってる。
袴田事件で過ちを認めないのは、もちろん、その過ちに気付かないのてはない。あらゆる冤罪事件にある、警察の証拠捏造を知っていればこそ、警察の行為を知りながら冤罪事件を作り上げて来た共犯者意識が、検察の徹底的な抵抗になっているのだ。
本当に罪深いよ、日本の検察は。
この犯罪行為を裁かなければ、日本の司法に正義は蘇らない!

調理済み論争

2018-02-15 | Weblog
今日は、イカを煮ようと思い、水戸、双葉台いうところにあるカスミに買い物した。
「調理済み」と表記されたイカを買ったが、やけに安い。でも、安いのは有り難いし、大根、里芋を煮て、いざイカを!とラップから取り出したらば、ゲソとアタマしかない?
連れ合いは「調理済みとは、そういうもの」と言うが、アタマとゲソだけならば、そう表示すべきじゃないの?
俺は納得出来ない!

2018-02-15 | Weblog
ピョンチャンオリンピックは、なかなか日本が金メダルを取れない。
期待された種目の選手たちは、それぞれにベストを尽くしたと感じる結果だが、その上を行く選手が現れて、ことごとく銀メダルだ。
残念だと思うが、そこにある人間ドラマが凄くて、一発勝負で世界一を競うオリンピック競技に魅了されている。