桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

お嬢ちゃん

2015-02-18 | Weblog

何も苦労せ図に育った人は、良くも悪くも面白い人間になるよね。

麻生のお坊ちゃんや安倍のお坊ちゃん、もう消えかけているが、石原のお坊ちゃんもいたねえ。

何でも思うようになって来たから、大体が我儘者で、自説に反論されると我を失ったりする。

曽野綾子のお嬢ちゃん育ちなんだってね。差別される傷みや苦悩など、文学をする者ならば、多少は理解するだろうに、産経新聞の掲載した全文を読むと、改めて曽野綾子の人間性が判る感じだ。

ご本人は「アパルヘイトを称賛したことはない」と弁明するが判らないのだろうねえ、お嬢ちゃんだから。

「安倍総理の云々」と外国で報道されたことに対して「その事実はない。外国のマスコミは証明しろ」とか開き直っていたが、曽野綾子は安倍の「教育改革」と称した「教育再生実行会議」の一員だった。間違いなく安倍の仲間だ。何でも安倍の言いなりなる日本おマスコミと同じだと錯覚してるようだが、外国のマスコミは、そうは甘くはないよ。っても、お嬢ちゃんには判らないかもね。


大なり小なり

2015-02-18 | Weblog
西川公也農相の政治献金問題が報道されている。
国の補助金を交付されている団体の運営する会社から献金を受けていたらしい。この西川さん、昨年もカネの問題があったが、やはり国の補助金を受けた木材加工会社から寄付金を受けていたり、貰うカネにはイトメをつけずに貰いまくる議員のようだ。
たしか、親族企業から多大な事務用品を購入した問題もあったはずだが、貰えるならば何でも貰い、自分や身内に使う方でもあるみたいだね。
「いささかも疑問を持たれないように、今朝返した」と弁明し、政府は「補助金交付の団体関係と知らなかったから法的に問題はない」として決着らしい。
政党には助成金がある。その政党助成金が法律で決められたとき、「献金を廃止する」としたのではなかったろうか。
自民党も民主党も、このカネ問題は、同じ穴のムジナだが、政治を金にする政治屋業者を無くさないと、日本の政治は良くならないな。政治は税金の使い道を決める仕事だ。誰よりも道徳性や公共性を必要とする仕事だろうに、金の亡者や権力の亡者みたいな人しかいない。
西川農相の金問題は、自民党の閣僚席に座る全員が、大なり小なりに抱えている不正だろうと思うねぇ。

足元にも及ばない

2015-02-16 | Weblog
ドイツの脱原発方針は動かないと、今日の毎日新聞「風知草」欄にあった。
その中に、なぜドイツがエネルギー政策の転換を行うかについて「ドイツは豊かな国で技術力もある。だからこそ、他国に先んじて変わらなければならない義務感がある」と語るのを知って、これこそ人類の歴史的発展を目指した、素晴らしい精神だと思った。
ティラノザウルス的な、時代遅れになる原発にしがみつき、人類史的な思考など、全くない日本政府や官僚を見ていると、日本は三流国家なんだと思わされるよなぁ。ドイツ人の精神の素晴らしさに感動するなぁ。

曽野綾子

2015-02-16 | Weblog
「人種別に居住地を決めろ」なんてことを産経新聞に書いて、曽野綾子が南アフリカ政府から抗議された。あれは何年前だったろうか、千葉刑務所で曽野綾子の講演を聴いたことがある。カトリック信者だから、その信者としての人生観などを話していたと思うが、その前後に講演に来た、佐藤愛子とは対照的な人間性を感じた以外は、もう忘れてしまった。
神を信じない人は地獄に行くとか、救いようがないとか、そんなことを言い、「聴かせてやる」という感じが満ちていた。佐藤愛子は「こんな話でいいのかなぁ」といった感じがして、実に対照的だった。
選民、自分は選ばれた人間だと思っている人だと感じた、あのときの思いが、どうやら正しかったみたいだね。人を区別して当然としか考えないカトリック信者か。
神が許すのかねえ、こんな人でも。

励ます会

2015-02-15 | Weblog
今日は、水戸市議選に出る新人候補、土田きよみさんの激励会だった。彼女は、これまで東京で芝居の世界にいた。
昨年、東京から故郷の水戸に帰り、市議選に立候補を決意したのだが、150名を超える人が集まって、実に楽しく開かれた。
幕開けは合唱団。それから色々な人が激励の挨拶をしたのだが、これが楽しかった。ノンビリ話す人の、その間が可笑しくて爆笑になったり、役者をしていた候補者の資質が人を集めたのか、多種多彩が集まり、最後は、候補者が演出した「憲法くん」の集団芝居で閉まった、本当に元気の出る集まりになった。
選挙が楽しみになったなぁ。

平塚市

2015-02-15 | Weblog
昨日は、 初めて平塚市に行った。
平塚市は七夕祭りで有名だが、俺にとっての平塚市は平塚競輪場。1度は行ってみたいと思っていたが、わざわざ行くほどのことではなくて、今日まで縁がなかった。
その平塚市にある救援会から「来て話をして」と依頼されて行った。
何時も通りに、話して唄っての1時間だったが、どう思って頂いたか。
平塚市に住む友人との時間も楽しかった平塚行きだった。

大災害

2015-02-14 | Weblog
災害は忘れたころにやって来る、と言われる。
東日本大震災から4年、忘れっぽい日本人は、今でも放射能を出し続け、汚染水を発生させ続ける福島原発さえも忘れた感じで暮らしている。
俺は気が小さいから心配性なところがあって、次に来る大災害にも関心を持っている。
東海地震に南海地震が、次の大災害と言われているが、俺は富士山噴火こそ、次の大災害ではないかと思っているので、琉球大学名誉教授の木村政昭氏の書いた「緊急警告 次に来る噴火・大地震」を読んだ。
木村氏によると、すぐには東海地震も南海地震もないと言う。でも、富士山噴火は、かなり可能性が強いようだ。
俺が案ずる富士山噴火は、最後の宝永噴火の再来だ。大量の火山灰が降ったならば、空中に剥き出しの電線は寸断されようし、確実に都市機能は麻痺する。それが原発に直撃したらば電気機能は破壊されて福島原発の二の舞になるのではないかと思えるからだ。
でも、富士山噴火には火山灰タイプ噴火型と溶岩噴出噴火型とがあって、それが交互に起こっているそうで、宝永噴火が火山灰タイプだから、次回は溶岩型になるそうだ。しかも、場所も、そのタイプによって決まっているそうで、青木ヶ原方面だとある。
先日の御嶽山噴火も、実は始まりであって、本格的な噴火があると書いてあるが、備えあれば憂いなし。火山列島、地震列島に住む者として、必ず来る備えの必要を考える本だった。

今日も高知白バイ事件に付いて

2015-02-13 | Weblog
高知白バイ事件の有罪判決は、バスが付けたとされる「スリップ痕跡」に、絶対的に依存してる。
弁護団や三宅鑑定書の「捏造疑惑」の指摘に対しては「多くの見物人がいる衆人環視の中で捏造は行えない」として退けるが、そうだろうか。
警察官たちが事故現場で、何をしていようが、それは「捜査に必要な行為」としか、我々見物人は思わない。見ただけで捏造だなどと判らないし、何をしても「捜査行為」と見るのだから、警察官は「捏造可能」なのだ。
これが社会常識に欠ける裁判官たちには理解出来ないのだよね。
ましてや、三宅鑑定書は「写真の工作」を指摘しているが、写真工作ならば、衆人環視など、何も保証にはならないだろう。
工作した写真に現れる「ドットの存在」が、その鑑定写真が不鮮明で証明されなかったことから、今回の棄却決定になったようだが、写真の不鮮明の原因になったらしい「フィルター」を外して正しく鑑定すれば、必ずやドットが現れて「捏造」が明らかになるだろう。
高知白バイ事件は、知れば知るほど、片岡さんの無実が判り、警察による証拠捏造も判る事件だ。
なのに、高知白バイ事件をネットで検索すると「反冤罪事件だ」とする、かなり詳細な「片岡が白バイ隊員を殺した」として攻撃するサイトがある。
初めて知って読んだが、このサイトの主が、どこの誰かは知らないが、バスに乗車していた中学生たちの写真などを使っているのを見ると、それを手に入れられる立場の者。いわゆる警察関係者の手によるものだと判るよね。バスに乗車していた中学生たちは、全員が「バスは停止していた」と証言している。片岡さんの無実を知っている。その中学生たちが、片岡さんを犯人だと攻撃する人物に写真を提供するはずもないのだから、それを収集した立場の者(警察しかない)が書いているのは間違いないが、このサイトの存在は、ある意味、片岡さんの無実を示すだろう。自分たちの犯した証拠捏造に不安を感じ、何とか片岡さんが犯人だとして確定させたい、その焦りが、このような異様なサイトを作らせたのではないだろうか。
問うに落ちず、語るに落ちたサイトだ。
皆さんも、ぜひ高知県警関係者が作る、この異様なサイトを見てやってください。

正解

2015-02-13 | Weblog
初午祭りで撮影した、古い板に付いた模様だが、あれは「ナメクジの浸食痕」でした。
板に発生した青カビを食べたのだろうか、見事にコイル状の跡を残していた。

日本航空

2015-02-13 | Weblog
日本航空で働いていたベテランパイロットや客室乗務員が解雇され、長く「違法だ」と闘って来た裁判が終わった。残念ながら裁判所は違法解雇だとは認めなかった。
その判決の理論は、多くの冤罪事件と同じように思い込み、決め付けだ。
多くのパイロットと客室乗務員を解雇しながら、他方では多くの人員を採用して、まだ人手不足だと言うのだから、この解雇が「物言う労働者の狙い撃ち解雇」であることは明白だが、そこが裁判官には見えない。瀬木氏の「絶望の裁判所」と「ニッポンの裁判」には、時の権力の意向に沿った裁判をするのが日本の裁判所だと書かれているが、この日本航空裁判の経過を見ると、正に、その通りだと思わされる。
アメリカのポチの安倍自民党、その安倍自民党のポチの裁判所。情けない話だよなぁ。