桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

ボロ

2015-02-27 | Weblog
安倍内閣のボロが、ぼろぼろと出て来たねぇ。
西川が辞任したらば、 次は安倍のお友達と評される下川文科相。お次は望月環境相の記事が出たらば、今日は上川法相も追及されたらしい。
いやはや出て来るねえ、次々と。
自民党の議員は、多かれ少なかれ政治を金にしている政治屋ばかりだ。誰が大臣になっても違法な金の問題は抱えている。
この政治屋を利用して金儲けする連中がいる限り、浜の真砂と同じに尽きることはあるまい。
何時まで、こんな連中が政治の表舞台に居座り続けるのだろう。こんな連中を一掃して人を大事にする政治が行われるように改革したいよなぁ。

稲田朋美

2015-02-27 | Weblog

自民党の稲田朋美は、何度か取り上げたが、弁護士資格も持つこの女性は、人の痛みや苦しみには無頓着だ。法務委員会にいたとき、死刑再審を実現した免田さんたちに特別に年金を支給しようとした法案に徹底的に反対した。同じ思想仲間の安倍に抜擢されて党務に着いたことから、何んとか免田さんたちの年金法案が成立したという。

今日の新聞で東京裁判について「判決は受け入れるが、中身を再検討したい」とかのコメントをしたと報道された。

大賛成だ!

俺も稲田と同じに、あの裁判は日本人自身が行うべきだったと思っているから、再検討すべきだと思っている。珍しく稲田女史と意見が一致した。もちろん、稲田は、安倍のおじいちゃんたる岸信介などの犯罪行為を「無きモノ」としたいための再検討だろうが、俺は違う。国民を戦禍に曝した行為を、改めて日本人自身の手で裁くためだ。

戦争を指揮したり、命令する輩は、絶対に戦闘には行かなくて、何も被害のないところで、戦争で得る利益を貪るのだ。そこも含めて裁かなくては、あの戦争責任を、真に問うことにはならないだろう。

どのような三百代言で戦争犯罪者たる岸信介たちの罪を言い逃れるか、弁護士稲田朋美の巧言に注目だねえ。


触れたくない話だが

2015-02-27 | Weblog
「人を殺してみたかった」と言う、命の価値を知らない若者による殺人事件があったが、今度は中学1年生が無惨に殺された。犯人は不良グループらしくて、非行仲間に加わったことから殺害されたようだ。
仲間を抜けたいと言ったことから暴行が始まり、友人に助けを求めるメールがあったとかの報道もあるが、首の頸動脈を斬っての殺害だそうで、そこまで行える精神を思うと慄然とする。これは学校教育とか、家庭教育とかの問題ではなくて、この日本社会の問題なのではないだろうか。
なぜ殺害された子の周辺にいた大人たちは、そのSOSに手を貸せなかったのだろう。明るく人望のある子供だったと報道されるのを知るたび、なぜ救ってやれなかったのだ!と思い、この子の奪われた未来に傷みを感じて仕方ない。
犯行を犯した子供たちは、何を考えているのだろう。人の命のかけがえなさを知らないのだろうが、命が粗末にされる社会になっている、今の日本が、こういう若者を育てているのではないだろうか。俺には、そう思えてならない。
「人を殺してみたかった」と言う犯人の命も、またかけがえがない命だ。それを知る日が来て欲しいものだけど。