威勢がいいよなぁ

「罪を償わせる!!」、安倍首相は勇ましいことを言う。
どうやるんだろうね。
国境もない、漠然とした支配地域を持つ集団と犯人だ。何をどうすれば、後藤さんや湯川さんを殺害した罪を償わせることが出来るのか、俺には判らないが、安倍首相には算段があるのだろうか。
二人が拘束されたのを知りながら、イスラエルで高らかに２億ドル支援を宣言したことに対して、それは思慮が足りなかったのではないか、と共産党の小池議員を追及されたとき、安倍首相は、何時ものように気色ばみ、小池議員がイスラエル国の味方かのような反論をした。
安倍首相の幼稚さと言うか、我が儘なお坊っちゃん気質は、その答弁を聞いていると、実に良く判る。自分の意見と違うと、すぐ感情的になり、相手の話を聞こうとしない。あれで首相が務まるのだから、まあお幸せだ。
でも、一国の長としてはどうなのだろう。
きっと安倍首相の精神と同じレベルにあるネット右翼の連中は、今度の「罪を償わせる!!」発言に頼もしさを感じ、称賛の「いいね!!」を送っているのだろうが、テロリストに遠慮はいらないとは言え、不必要な挑発は感心しないよなぁ。
もっとも、こうして感情的対立をエスカレートさせ、自衛隊を戦争手段で外国に出すのが、安倍首相の本心かも知れないけどね。
何時の戦争でも同じだけど、勇ましく戦争を始める連中ってのは、絶対に戦争には行かないんだよなぁ。

パソコン遠隔操作事件

判決８年だとか。
重いか軽いかは別にして、「冤罪を生んだから」とかのコメントには首を傾げてしまう。
犯罪は犯罪だ。当たり前のことだろうが、盗みは盗み、暴行は暴行、それ以上でも以下でもなく、その犯罪行為に対してのみで刑期が決められるはずだろう。
片山被告が犯したのはパソコン遠隔操作だ。そして、冤罪を生んだのは警察の誤捜査だ。誤捜査の責任までも背負わされるとすれば、それは間違いだよね。
今の日本には、本当に責任を負うべき存在が見逃され、憂さ晴らしのような論が多いように思うのは、俺だけかなぁ。