桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

北海道

2018-06-15 | Weblog
袴田事件の決定翌日から北海道に来た。
女満別空港から摩周湖を目的にしたが、袴田事件不当決定を怒る雨で、霧の摩周湖どころか、全く視界が効かない天候だから網走刑務所と博物館を回り、阿寒川添いの素晴らしい環境のホテルで、早々に休養。
翌日は襟裳岬が目標。
途中に寄ったナマウンゾウの発見地が良かった。
襟裳岬は風が強いと聞かされていたが、案に相違して、全く風はなかった。風も無ければ観光客もいない、実に寂しい場所だったなぁ。
昨日は登別温泉。
北海道に来たらば登別温泉だが、観光客の大半は中国と韓国の人ばかり。前回に来たのは4年ほど前だったが、あのときよりも外国の客が増えた感じだ。
相変わらずに湯質はいいなぁ。
今日は、今回の北海道入り目的だった冤罪仲間、恵庭事件の大越さんに面会で札幌刑務所へ行ったが、残念ながら面会拒否されて会えなかった。8月には満期で釈放される大越さんだから、再審裁判も含めて力になれることがあればと思ったが、余計なお節介だったようだ。
写真は、網走刑務所博物館で「刑務所の食事はいい。これならば入ってもいいな」などと話していた老夫婦に現実を話して、久しぶりに入った独居房の写真を撮って貰った2枚と念願の乗馬体感写真など。

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