桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

長野刑務所

2019-02-16 | Weblog
昨日は、冤罪犠牲者の会で共同代表の1人になる青木恵子さんと一緒に冤罪仲間に面会に行った。
長野刑務所は須坂にある。
東京から長野へ行き、そこから長野電鉄。
須坂駅には、冤罪仲間のご両親が待っていてくれた。
先般、面会に行った人が許可されなかったと聞いたので、俺たちもダメな可能性があると思っていたらば案の定だった。
「規程によりダメ」とのこと。
受刑者と言えども人間。人として、誰かに会う、会って話す」ことは認められるべき権利だと、俺は思う。
日本の人権感覚の鈍さ、酷さで現れが、ここにもある。
青木さんと「もう1度、会わせなかったらば国賠裁判を提起しよう!」と決めた。
長野刑務所の売店で連れ合いに土産を買い、面会したご両親も送られて長野駅へ。
予想した雪は、ほとんど無くて、日差しに春を感じる長野だった。

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1 コメント

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長野刑務所 (鈴鹿殺人事件・母)
2019-05-31 02:08:04
加藤映次・母の加藤由紀です。ずっと、バタバタしていて桜井さんのブログにコメント書けずにいました。5/27に素晴らしい判決が出て、今日5/30に冤罪犠牲者の会や再審法改正をめざす市民の会、そして桜井さんの勝訴の事を息子宛ての手紙にしたためていました。
その節は遠く長野刑務所まで足を運んでいただきありがとうございました・・・と何とも遅いお礼で恐縮です。5/16に救援会の皆さんと長野刑務所へ要請をして、3名(うち1名は私)で面会可能となりました!これからも諦めずがんばります。よろしくお願いします。
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