桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

御用学者

2014-01-29 | Weblog
日本には、沢山の分野で御用学者が存在する。司法、経済、文化、歴史、どの分野にも、権力と金にまとわりついておこぼれに与って満足する学者がいて、学問的な衣を纏った物言いで社会に毒を振り撒いている。同志社大学の祖、新島襄と連れ合いになった女性の物語がNHKの大河ドラマになったが、あの同志社大学にも御用学者がいて、その誹謗に困らせられている教授がいる。その原因は反権力発言をする教授に対する、御用学者たちの謀略らしい。布川事件の共犯者とされた杉山と親しくされている、浅野教授が被害者、そして同じ学部の渡辺教授が加害者と言う構図だ。
マスコミ学を教える浅野教授は、実名報道などに異を唱え、あらゆる点でマスコミの存在意義方を問い掛ける方で、政治や政権、司法権力などに甘くて緩い今のマスコミに対しては手厳しい。
同じ学部の渡辺教授たちは、その姿勢が不満らしくて、浅野教授のセクハラ事件を告発したりして追放を謀ったが、裁判では敗訴が続いて、浅野教授の名誉は回復された。されたのだが、その無実の罪を捏造した渡辺教授たちの罪は問われないまま、今も堂々と同志社大学の教授職にある。
長く裁判の経過を見て来た俺には、裁判で負けた人が責任を問われないままにあることが信じられないし、学問の府にあって誣告の罪が見逃されるなんて、同志社大学は警察や検察と同じに狂っているとしか思えない。
更に、浅野教授が定年近くなり、大体が70才までの5年間は自動延長されているのに、またしても渡辺教授たちは民事裁判で破れた誣告などを理由として、任期延長反対を唱えたところ、それが教授会で認められてしまい、浅野教授は定年、即退職の事態になる、と知らされて、これは警察や検察に勝るかも知れないと感じたなぁ。
確かに、今の世の中は道理や真理に優って金や力の勝つ時代でもあるが、大学で嘘が罷り通っては、何を教えるのだろうね、同志社大学は。あの世で新島襄が哭いてることだろう。
「マスコミ様」のお蔭で飯を食べる学者はマスコミ様を大事にしろ!が渡辺教授たちの思いなのだろうか、御用学者、恐るべし!

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2014-01-29 15:18:31
渡辺武達は、クズ!
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Unknown (千恵ば)
2014-01-29 22:40:22
醜いことですね。どう生きるか!問われていますね。
ほんまもんの生き方が一番だと考える私です。雨露しのげて食べていけたら、清廉潔白に生きたら顔に出ますよね。特に目。私もそのように生きたいものです。
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