桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

バス旅行

2014-05-26 | Weblog

水戸映画サークルのバス旅行で岩手県へ行って来た。場所は気仙沼。気仙沼大島の休暇村に宿泊し、登米にある教育資料館を訪ねて帰って来た。
映画サークルの旅は、必ず映画に関連した場所を訪ねるのだが、今回は「お菓子放浪記」の撮影に使われた明治時代の木造校舎。
1日目は猊鼻渓で舟下り、いや上ったから舟上りだろうか。緑深い渓谷は美しくて、女性船頭の千葉美幸さんが唄った民謡(題名を忘れた)は渓谷に響いて心地良かったなぁ。声もいいし、上手かった!!
気仙沼では津波の爪痕を見たが、動画で見ていた漁港の尖り屋根などを見ては、あのときを思い出した。
気仙沼大島は、島の間を津波が通り抜けたそうで、火災で23名が死亡、不明者は70名を越えるとか。
岸壁や港は震災で地盤に変化があって、実際に見ると、その規模の凄まじさが判る。
あのとき石巻にボランティアに行って以来、被災地を見たが、まだ手付かずのままが多い気仙沼を見て、何かが足りない日本を感じて来た。
休暇村は、静かで自然豊かな良いところだった。
登米の木造校舎は、我が母校の木造を思い出させたが、歴史的な建造物で一見の価値ありだった。
一緒に行った仲間の中には、その近くにある歴史的警察建造物も見学した人がいて「牢屋は臭かった」と言っていた。臭い飯が牢屋の隠語。あそこは、何もかもが臭いんだよな。もちろん、警察の存在自体も臭い。水戸から岩手は1拍2日の旅には、ギリギリの距離だろうか。
飲んで喋って!楽しいたのしいバス旅行だった。

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