桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

正体がばれた

2008-07-26 | Weblog
土浦で再審開始決定があったとき、その後に会社に出ても、俺を意識しない人が多かった。ガソリンスタンドで「大変だったですね」なんて、妙に丁寧な言葉を受けたのが変化だった。でも、今回は違う。それだけ報道量が違ったのだろうが、今回の決定は、俺の正体をばらすことになったね。
会社の関係業者に行ったら、そこの主人が「大変でしたね、頑張ってください」と来た。元請けの人が「有名人が来てるね」なんて笑っていた。
この調子では、行く先々で、何かがあるだろう。
高裁での決定の意義は、高検の抗告に関係なく、これからも俺の周りで確認されていくに違いない。

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