桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

どうにもならない

2019-04-24 | Weblog
再審開始決定が決まり、近く裁判の始まる滋賀県、湖東記念病院事件だが、三者協議で検察は「有罪主張する」と言明したらしい。
この組織が腐れ人間を創り、真面目な検察官志願者を狂わせてしまうことは、これまでの多くで冤罪事件を見れば判る。
問題なのは、自分たちだけの判断が正しいものとして、他の意見や判断を認めない独善が、全く批判もされずに許され、見逃されている異常だ。今、最高裁で審理されている大崎事件はじめ、多くの冤罪犠牲者たちは検察庁の独善によって、長い長い苦闘を強いられている。
この腐れ組織を改革しない限りは冤罪を減らすことは出来ない。
日本社会で検察庁は広範囲に影響力を持っている。法務省を牛耳るのをはじめ、あちらこちらの組織に侵食して力を行使するため、検察庁の存在悪を語る論は、全くマスコミには出ないし、検察庁が被る正義の仮面が社会的に信じられてもいる。
この腐れ組織を変革するには、この連中が行う冤罪作りの悪事を、絶対に許さず、正義の仮面を被って行う証拠隠しなどの犯罪行為を罪として問う法律を作るしかない。
税金を遣い、御用学者を使い、検察の意見を正しいと歪曲したならば、その検察官を罰する。それだけでいい。そうすれば過半の冤罪事件は、必ず救われる。
国会に冤罪究明委員会を作り、第三者に検証させて、日本社会にある冤罪事件の原因究明を行い、国民を冤罪犠牲から救うことは国会議員の責任だ。
西山美香さんの苦悩と一緒に闘い、腐れ検察を改革したいし、国会にも働き掛けなければ。

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