こう云う著者の書籍が出版された。大阪刑務所9年、千葉刑務所22年という経歴で刑務所の中での体験を「彼らが何を語り、私はどう思ったか。私はそれをなるべく客観的に記したつもりである」と言う。そして、編集者の「塀の中で何を見て来たのかを記録として残して下さい」と言われたともある。更に「受刑者たちの真実の姿はそのほとんどが書きにくいことばかりだ。だが作りごとを書いてもしかがたない」と言い、この書籍が真実のみを書いたものであるかのようなまえがきが記されている。
俺たち布川事件についても、わざわざ一項を使って書いているので買って読んだ。『「布川事件」桜井と杉山の反目』と言う表題が俺たちらしいけど、書かれた中身は嘘っぱちだ。「はっきりと言えることは、いまでこそ彼ら2人は手を握って闘っているが、公判中、あるいは刑務所の中反目していたということだ」と書き出しているが、俺は拘置所時代も千葉時代も、この金順何とかと言はずの男とは、ほとんど話した記憶が無いのだ。
そもそも俺と杉山は、この事件があったときに、たまたま兄のアパートにいた、一緒にいたと云う事実があるので、お互いの無実を知っている。この点は疑う余地はない。俺が無実ならば杉山も無実。そして、金も書いているように、接点のない千葉刑務所では反目など起こりようが無い。全くの出鱈目と憶測を事実として書いている。
これだけなら、まあ自慢話の詰まった刑務所話と笑って終わりだが、次の話は看過できないと思った。
「桜井とも話した。彼とは千葉刑務所の受刑者で作る「貝塚バンド」で一緒だった。彼もまた犯行については否定したが、杉山のことは擁護しない。共犯者の言い分が根本的に食い違うと言うことは、どちらかの言うことが間違っていることになる。だから、私はいま、なぜ出所した後、彼らがヨリを戻したのか、分らない気持ちでいる」のだそうだ。
この文を読めば、俺は杉山が犯人だと言ったことになる。あり得ない。そして、金が前段で杉山から犯行否定の話を聞いたと書いたことも、また作り話だと断言できる。俺も杉山も千葉刑務所での18年間、独房に収容されていた。一度たりとも雑居房に入っていないのに「私は杉山と同じ房になったとき、(無実だと言う)そうした話を何度も聞かされた。」と書く。あり得ない。同じ房に入るはずが無いのだから、これは前提から嘘が明らかでっち上げの作り話だ。
そして、極めつけの嘘が短歌クラブでの話だ。
「あえて、杉山か桜井かは書かない。”彼”が詠む歌には、被害者への贖罪の気持ちが込められていた。『誰も殺していない人間が、被害者への気持ちを詠むことがありうるのだろう』私はそう思った」
とある。短歌クラブには杉山が参加していたから、これは杉山のことだ。杉山の名誉のために言うが、彼は犯人ではない。俺が知っている。無実の人間が被害者への贖罪を込めた短歌を作るはずが無い。嘘を言うな!金!
もし言うならば、どんな内容で、どんなことを書いたのか示めせ。
金は将棋や碁の強豪だったそうだが、俺と将棋を対戦したろうか?
鮎川氏、湯野氏、鈴木氏、思い出す強豪はいるが、金が将棋の強豪だったという記憶が無い。尤も俺が出所後に上達したならば別だが、俺よりも前に出所した金属バットの一柳のことを将棋に絡めて語っていては、これも眉唾ねえ。
書きたいことは山ほどある。でも、時間が無い。今度杉山に会ったらば、この話を伝えて、杉山の反論を書きながら、この書籍にある嘘の山を暴露しよう。
俺たち布川事件についても、わざわざ一項を使って書いているので買って読んだ。『「布川事件」桜井と杉山の反目』と言う表題が俺たちらしいけど、書かれた中身は嘘っぱちだ。「はっきりと言えることは、いまでこそ彼ら2人は手を握って闘っているが、公判中、あるいは刑務所の中反目していたということだ」と書き出しているが、俺は拘置所時代も千葉時代も、この金順何とかと言はずの男とは、ほとんど話した記憶が無いのだ。
そもそも俺と杉山は、この事件があったときに、たまたま兄のアパートにいた、一緒にいたと云う事実があるので、お互いの無実を知っている。この点は疑う余地はない。俺が無実ならば杉山も無実。そして、金も書いているように、接点のない千葉刑務所では反目など起こりようが無い。全くの出鱈目と憶測を事実として書いている。
これだけなら、まあ自慢話の詰まった刑務所話と笑って終わりだが、次の話は看過できないと思った。
「桜井とも話した。彼とは千葉刑務所の受刑者で作る「貝塚バンド」で一緒だった。彼もまた犯行については否定したが、杉山のことは擁護しない。共犯者の言い分が根本的に食い違うと言うことは、どちらかの言うことが間違っていることになる。だから、私はいま、なぜ出所した後、彼らがヨリを戻したのか、分らない気持ちでいる」のだそうだ。
この文を読めば、俺は杉山が犯人だと言ったことになる。あり得ない。そして、金が前段で杉山から犯行否定の話を聞いたと書いたことも、また作り話だと断言できる。俺も杉山も千葉刑務所での18年間、独房に収容されていた。一度たりとも雑居房に入っていないのに「私は杉山と同じ房になったとき、(無実だと言う)そうした話を何度も聞かされた。」と書く。あり得ない。同じ房に入るはずが無いのだから、これは前提から嘘が明らかでっち上げの作り話だ。
そして、極めつけの嘘が短歌クラブでの話だ。
「あえて、杉山か桜井かは書かない。”彼”が詠む歌には、被害者への贖罪の気持ちが込められていた。『誰も殺していない人間が、被害者への気持ちを詠むことがありうるのだろう』私はそう思った」
とある。短歌クラブには杉山が参加していたから、これは杉山のことだ。杉山の名誉のために言うが、彼は犯人ではない。俺が知っている。無実の人間が被害者への贖罪を込めた短歌を作るはずが無い。嘘を言うな!金!
もし言うならば、どんな内容で、どんなことを書いたのか示めせ。
金は将棋や碁の強豪だったそうだが、俺と将棋を対戦したろうか?
鮎川氏、湯野氏、鈴木氏、思い出す強豪はいるが、金が将棋の強豪だったという記憶が無い。尤も俺が出所後に上達したならば別だが、俺よりも前に出所した金属バットの一柳のことを将棋に絡めて語っていては、これも眉唾ねえ。
書きたいことは山ほどある。でも、時間が無い。今度杉山に会ったらば、この話を伝えて、杉山の反論を書きながら、この書籍にある嘘の山を暴露しよう。
本ブログに本題である件は139~140頁を読み返して見ました、房の話も短歌クラブでの話がいつなのか書いてませんが最低でも10年以上経過しています、正確に記憶している方が不思議なくらい、実名を出してる以上デマカセではないんでしょうが何かの話とごちゃ混ぜになってるのでは?言われる方は溜まったもんじゃないですけどね、この本面白かったので友達貸したりしてるので弁明しときます・・
囲碁だっていいとこ初段じゃないかなぁ。貝塚バンドの一員、短歌、俳句などなど色々とやってはいましたけど、そんなの大勢いるよ。
娑婆の人は知る由も無いから自分に都合よく書いているけど、そんなことなかったなぁ。模範囚だって?何回も懲罰食らってかい?嘘だ!
俺も娑婆に出て21年、再審で無罪になり、自由になりました。俺、マサさんと千葉で会ってますか?
ホントに金順三のホラ話には参りました。良く、これだけ書けるよね。まあ代筆もあるんだろうけど、こいつの仮釈を取り消さすために名誉毀損で訴えてやるか!と思ったほどでした。でも、それでも金順三は同じ傷みを味わったムショ仲間。大事にやって欲しいと思い、何もしませんでした。
マサさんも大変なことがあるでしょうが、どうかお大事に頑張ってください!
北海道、札幌、ときどき行きます。狸小路10丁目。鳥十は馴染みの店。もし偶然に会ったらば声を掛けてください!
私も桜井といいます。
この本を読みました。
改題の上、文庫化された『私と過ごした1000人の殺人者たち』のほうです。
桜井さんがおっしゃる記述はありませんでしたので、文庫化の際にカットされたのかなと思っています。
興味深い本でしたが、どこまでが本当か疑ってしまいますね。