桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

森川大司

2010-01-23 | Weblog
足利事件で、無実を訴える菅家さんに自白を強いた、当時の検察官の名前だ。
昨日、その森川が公判に出廷して尋問されたが、とうとう謝罪しなかった。
菅家さんの無実を示す証拠は無かった、だから自分の行為に誤りは無かったと言うことらしい。
何とまあ検察官と言う輩は、太平楽と言うか、お気楽な連中だね。普通の人は、例えどのような理由にしろ、自らの行いが間違ったならば詫びる。当たり前の話だ。
今までに何度も書いたが、過失罪は、どんな理由であれ、過失があれば問われるのだが、どうやな検察官は、どのような過失も問われないばかりか、謝罪もしないで良いと思っているようだ。
菅家さんが森川に尋問中、検事の山口が「関連性が無い」と尋問にクレームを付けたらしいが、本当に狂ってる。
こいつら、菅家さんに詫びなかった?宇都宮地検検事正が、報道陣を並べて盛大に詫びなかった?
なのに、監視の目が少ないところでは、その菅家さんの言葉にさえもクレームを付け、元の仲間を庇う。あいつらは反省など、全くしていない。これからも同じように無実の人を犯人に作り続けることだろう。
これでいいのだろうか?
間違って交通事故を起こしても、一般人は罪に問われる。検察官は何をしても許されるごとき傲慢さが、菅家さんのような冤罪者を作ることに繋がる。
昨日の公判でのやり取りを知り、改めて、この検察官の過失行為を犯罪とする法律を定めなければならないと思った。

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