桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

風邪症状

2019-04-19 | Weblog
鹿児島に入って、軽い頭痛を感じていたが、それは消えたものの鼻水が出て、やはり風邪症状は残っている。
そのため志布志で合いに行く予定だった原口さんには会えなかった。
その代わりではないが、NHKデレクターの取材を受けた。
今回の鹿児島は6月にある獄友上映会で予定を入れたらば、思い掛けない上映での話ばかり続いた。
昨日、一応、話は終わったが、これで今後が順調に進めばいいけどなぁ。

ノートルダム大聖堂

2019-04-19 | Weblog
エッフェル塔とともにフランスを象徴する建築物であるノートルダム大聖堂が火事になり、屋根や塔が焼失した。
俺は行ったことがなくて、ただ写真や映像で知るだけのノートルダム大聖堂だが、7百年の歴史というから凄い。木と紙、土で作らる日本の建物とは違う。
火事も驚きだったけども、フランスはもとより、全世界が大聖堂の火災を嘆き、たちまち再建に向けた寄付が何百億も集まったとか報じられたのも驚いた。
確かに人類の歴史を示す建築物が火災で失われたのは残念だし、世界の人々の想いも判る。でも、この世に産まれても世界各地で苦しむ人々がある現実を思うと、その人々のためには、なかなかこうも簡単に莫大な寄付は集まらないのはなぜだろうという想いになるな。
一切れのパン、一回の注射、求め得ない人々もいる、この世界。人間の弱さが求めて創造され、建設された宗教の象徴であるノートルダム大聖堂の火災が教えるのは人間世界の偉大さ?素晴らしさ?それとも哀しさ?可笑しさ?哀れさ?