桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

選挙!

2019-04-14 | Weblog
今日から地方議会選挙の始まりだ。地域の市会議員候補で第一声で選挙カーの上に立って応援演説をした。
選挙カーは都知事選挙以来だったろうか。
俺は冤罪を体験して、この世の弱い人や不運な人にてを差し伸べるのは共産党の人だと知った。
どちらかと言えば黒い街宣車や右翼に近かった俺だが、何があっても力や金のある人たちに寄り添う連中は、徹底的に嫌になった。
今日は第一声の後、選挙ポスター貼りに行ったが、他の候補者を応援する人たちに、何回も出会い、そのたびに想ったなぁ。この人たちは自分が応援する市会議員候補者が、何をしているのか、知ってるのだろうか、と。
政治とは税金で使い道だ。弱い人、助けの必要な人のために税金を使えば社会が変わるし、豊かになる。
でも、金のある人、力のある人に使われるのが、残念ながら今の政治だ。あなたの1票が政治を作り、社会を作る。
弱い人のために活動する人に、助けを求める人に優しい政策を行う人に、ぜひ投票して欲しいと思うなぁ。

伝統

2019-04-14 | Weblog
日産自動車は、昔、鮎川という人が独裁的に支配していた。鮎川が辞めたのか、辞めさせられたのかは覚えていないが、その次は労働組合を支配した塩路という人が「天皇」と称されたはずた。
ゴーンが独裁的に支配したと騒がれ、その異常さが言われるが、独裁は日産自動車の伝統だ。特別のことではないし、そういう会社なのだ。
だから、また時を経て同じ問題が持ち上がるだろう。
これは日産自動車だけのことではなくて、日本の問題でもあり、もしかすると人間社会の問題なのかも知れないね。独りの人間を神のごとくに崇め、支配されてしまう。
人間は人間。同じ存在なのになぁ。