桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

サッちゃんライブ

2019-04-16 | Weblog
昨夜は、釜ヶ崎のサッちゃんライブ。俺が出演するようになって、もう何回だろうか。
釜ヶ崎で貧しい人を守る医師として働いていた矢島祥子さん。水死体で発見されて、もう10年になる。
彼女の遺体に遺る痕跡は殺害を示す。これを西成警察署が自殺として捜査を放棄したことから問題は生まれた。
俺の親しい人にも自殺と語る人はいる。でも、科学的事実は変えられない。科学的事実が語る信条も曲げられない。だから、俺はサッちゃんライブに出ている。
冤罪犠牲者の仲間たちの闘いも、その闘いの根源は科学的事実にある。そして勝利の確信もだ。
科学的事実が示す事実と真実は、必ず明らかになる。時の経過に埋没することもない。
昨夜のライブでも同じことを感じたなぁ。