桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

自由新報讀賣版から

2013-12-09 | Weblog

昨日の「讀賣」版には、社会部長藤田和之の署名記事が掲載された。

いわく「国益に関わる情報が漏れない仕組みは必要だろう。ただ、懸念されるのは秘密指定の運用が恣意的になり、秘密の範囲が際限なく広がらないかいう点だ」と、先ずあった。

馬鹿か!「範囲の拡大と恣意的運用に歯止めが無い」から、多くの人たちが反対したのだろうが。何を腑抜けたことを書いてるんだ、この社会部長は。

「防衛、外交、スパイ活動防止、テロ防止の4分野で、行政機関の長が安全保障に関して、特に秘匿すべき情報を指定する」と書いているが、社会の安全を守ると言えば、何でも秘密に出来るし、「テロの防止」と言えば公安警察のやりたい放題になることなど、戦前の「治安維持法」の経験から明明白白だろう。

「秘密の指定や解除が妥当かどうかを第三者機関がしっかり検証し、機能しているかどうか、監視するのは報道機関の責務だ」など、尤もらしいことを書いているが、法案の問題点を成立した後に書くような腑抜けが、そんなことを出来るはずもなかろう。

まるでマスコミとしてのアリバイつくりのように、今さらのことを書く、自由新報「讀賣版」!冤罪では鋭いことを書いてくれるのだが、国民の自由、人権となると、クズだねえ、この新聞は。


ドライブレコーダー

2013-12-09 | Weblog
今日は予定なし。車にドライブレコーダーを取り付けに行った。
昨年、連れ合いも俺も事故を起こした。こつちが悪いにしろ、相手が悪いにしろ、事故を記録しておけば、煩わしいことにはならない。それに、いい加減な警察官も多いこと。運転中に警察官とトラブルになった際も、ここに音声が記録されれば手持ちのICコーダーを取り出さなくても済む。備えあれば憂いなし。
これで、また1つ安心だな。

専門バカ偏向

2013-12-09 | Weblog
専門バカ偏向と呼ばれる脳の癖があるらしい。
何事も専門家の視点からモノを眺めてしまうことらしいが、裁判官も専門バカ偏向なのかも知れないね。
この脳の偏向癖を書いた本を紹介するなかに「一旦コウモリが気になりだすと頻繁に目にするようになったそうです」と書かれているが、頻度錯覚と呼ばれる脳の癖だそうで、裁判官は「自白は、常に正しい、警察と検察は正しい」と錯覚してしまう、この頻度錯覚を持ってしまういる専門バカ偏向脳の育成される職業なのかも知れないね。
優秀な頭脳を持っているだけに、きっと深い偏向脳に陥ってしまい、客観的で公正な思考を失ってしまうのだろう。
証拠の改ざんやでっち上げを行う警察と検察が持つ偏向脳は、偏向脳などと評すべき出はなくて、単なる嘘つき、唯我独尊バカ脳としか言いようがないよね。

集会

2013-12-09 | Weblog


昨日は、名張事件と袴田事件の再審開始を求める集会だった。
東京経済大学の大出教授の講演、中川美保さんのアルトサックス演奏、名張事件の映像と弁護士の話、袴田事件の映像に朗読と音楽による訴えと、素晴らしい構成の集会だった。
俺は、最後に集会アッピールを読む任務だったが、俺だけが人選ミスだったなぁ。俺は好き勝手に話すのは大丈夫だけども文章を読むのが苦手だし、死刑という重さを背負う仲間を思うと、冷静に読めるはずがないのだもの、適任じゃなかったよな。
「人の命をなんとも思わない連中」それが警察と検察、裁判所なんだと、名張事件と袴田事件を語るたびに思わされる。この連中が、命を大切として間違いを速やかに正せる組織にするため、俺は冤罪を晴らした者として頑張らなければならないと思った集会だった。