桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

志布志

2010-05-02 | Weblog
もし志布志事件が無かったらば、俺が志布志に来ることは無かったろう。冤罪によって結び付いた不思議な人間関係だが、互いに理解出来る思いを体験によって共有する者同士として、川畑さんや藤山さんたちと語り合った今回は、新しい故郷を作った思いだった。
今日は、武田さんと神奈川から帰省している岩坂さんが、原口さんに会いに行ったようだが、南日本新聞に原口さんと俺の写真付き記事が乗ったことなどを、原口さんも喜んでくれていたとのこと。原口さんが喜んでくれたならば、それだけでも来て良かったと思う。
俺が為すべきことを、また自分に刻む九州だった。

志布志集会

2010-05-02 | Weblog
昨日は、少し身体を考えて外出を控えてホテルにいた。夕方、5時からの集会だけ。
ホテル枇榔から歩いて数分にある南大原公民館で行ったが、約60名が参加して盛況だった。
一部が、会長である一木法明氏の挨拶やら志布志事件原告団長の藤山さんの話などの他、俺が40分ほど、話した。
二部は懇親会。
志布志事件として狙われた本人、中山信一県議の挨拶から乾杯だった。
皆さんと話して、冤罪被害者が手をつないで警察や検察、裁判を正して行こうと訴えられたし、何よりの目的だった大崎事件への協力を訴えられて良かった。
懇親会の中で「帰ろかえろ」を唄ったが、これが一番の好評だったかも知れない。
改めて自分のCDを作りたい思いになった。
午後9時まで続いた集会後は、ホテル枇榔の川畑さん宅に戻り、やはり午前2時ころまで、話してしまった。