7月末に157系ヘッドマークと、パワーパックを大田鉄道様から頂いたのですが、箱にはこち亀が6冊も入っていました。待機時間や休憩時間ではラジオを聴いているのですが、常に流しているわけではなく決まった放送を聴いているので、それに該当しない時間は主にコミックを読んでいます。
もちろん仕事の合間ですよ(笑)
丁度女神シリーズの新刊を読み終えたところで届きましたので今日から読み始めました。今回いただいた本は年代ごとの抜粋の物ですが、さすがに長年の連載だけあって当時の流行や風情が盛り込まれているので懐かしく感じます。
しかし、漫画とは言え、警察官としてはあるまじき行為の連発。本職の警察官が見たら大目玉を食らいそうな内容ばかりですが、ここまでハチャメチャですと怒る気にもならないのかなと感じますし、今のように訳の分からない自主規制がない時代の作品でもあり、自由で作者の表現したいことが素直に出ていて共感します。
現代は少数の人からのクレームに敏感になり過ぎて、自ら息苦しくしているのではないかと感じることが有ります。子供の遊び場を大人がクレーム付けて閉鎖に追い込んだり、子供を親のエゴで縛り付けたりしていることが、後々の人間形成にいいのかなと考えさせられます。
昔のように大らかで自由な世界がなくなり、世間が縮小しているように感じているのは私だけでしょうか。
お送りしたこち亀がお気に召して?安心しました。
初期の作品はとにかく両さんがアナーキーでハチャメチャでしたが、次第に趣味人としてのスキルを付けて、両さんは何でも出来る超人に変わりましたね。
暇さえ有れば交番で戦車や航空機のプラモを作ってたり、ネットスキルを駆使してあれこれ問題を起こしたりしています。
秋本治さんは、こち亀の中にあらゆる社会的な仕組みを解説する様になり、やがて「よろずコミック」と言われる様に為りました。
ちょうどこのころの作品が採用されたのでしょうね。
最初は金儲けが順調ですが、いつも最後にはとんでもない負債を背負う設定が痛快でした。
あんなに連続して負債が増えたら警察官なんてやっていられないのにね(笑)
一番のお気に入りシーンはおもちゃ屋(模型屋)のおじさんとのやり取り。なんとなく自分に置き換えてみていました。