夢鉄城の日記

模型・鉄道・旅に関係した事を中心にしています。

クハ5000の更新改造

2014-03-25 00:00:00 | 武蔵野三鷹工場
3月に入線予定のKATOの5000系が4月以降にずれ込んだのを受けて、今までずっと気になっていた、TOMIXの5000系の不点灯テールライトを整備を含めて取り付けることにしました。



手始めに第4編成のクハで試作する事にしました。この第4編成はばら売り時代の製品です。
車体を分解するには台車を止めているネジを外さないと床下が外れません。構造は難しいタイプではありませんが、ライト周辺に回りこむ一体成型の座席は取り外しにこっつが要ります。

5000系のヘッドライトとテールライトの間隔はほとんどなく、ヘッドライトへの導光板が車内に大きく鎮座していますから、これを回避してテールライトを組み込まなくてはいけません。



先ずはテールライトの穴あけを0.7mmドリルを使い、次に1mmで穴を広げています。実際は0.7mmでいいのですが、何分スペースが小さいのでこのままだと点灯しているのかどうなのか分かりにくいので、あえて少し大きくしています。



穴が開いたら床板のほうにLEDを仕込みます。前方の座席に半円の穴が空いているので、ここを利用して穴を大きくして、座席の3列分まで穴を延長し抵抗の入る場所を確保し、赤の3mmLEDを押し込みました。



このままだと室内に明かりが漏れるので、床面になるべく電球が出ないように前方に押し込んでおきます。ただこの先には車体と床下を止めるための円柱がありますので、ここにぶつからない程度にしておきます。



本来はLEDを直接穴に装着したいのですが、そのスペースが取れそうもないので今回は1.5mmの光ファイバーを使用しました。必要な長さを切り床下の形状に合わせて熱を当てて配管します。
座席下に来る2本の電極板が近接しています。LEDの脚も床下中央に開けた穴に通しているのでショートを避けるため、プラス側をテープで絶縁しておきます。これでマイナス側の集電板に脚がかかっても大丈夫です。
一度組んでみてライトの状況を確認します。後方のLEDの光源が強いこともあり、ヘッドライト側にも赤い光が少し回り込んでいますが、両端のライトはしっかりついていますのでこれで良しとします。次は室内灯の設置を行いますのでまた車体をばらします。



5000系は屋根が浅いので従来の3mmLEDが窓にはみ出て使えないので、今回は2mm×3mmのチップLEDを使用しています。このタイプは場所をとらないのですが、光源としては一つの照らす範囲が小さいので、使用個数を増やさなくてはいけません。
先頭車の座席の長さは10cmほどですが6個のLEDを取り付けました。この長さだと3mmLEDだと3個で十分です。



写真では先頭寄りの窓が暗くみえますが、これはブリッジダイオードが入っているためです。いつもならダイオードを入れる場所の仕切りは切断するのですが、今回は車体を止める円柱が近くにあるので車内はいじらない事にしました。



今回の試作では運転席下半分を切除したので、光漏れの対策として黒のビニールテープで目張りをしていますが、次からはそれをしなくて組み込みができそうなので、工作の時間も少し短縮されそうです。
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