夢鉄城の日記

模型・鉄道・旅に関係した事を中心にしています。

E5系試験走行

2013-12-23 23:12:00 | 鉄道模型の部屋
E5系の試験走行を行いました。



製品の性能チェックのため、KATOのユニトラックR550でおこないました。。
前回発覚した連結器の不具合は、東京方向の先頭車523と2号車526が相性が悪く繋がりにくいのを除けば、他の車両に関してはスムーズに連結する事が出来ました。試験走行でカーブに来ると東京寄り先頭車が脱線するので観察を続けると、連結器のよじれが原因でした。相性が悪いため車体ダンパーが急カーブでねじれて車体を突き上げていました。
連結器の修正をすると脱線はなくなり、R550の通過が出来る様になりました。



高速試験を行うと、KATOのデラックスパワーパックのメモリ3までは問題なく走行できます。この時点で本物の走行速度を超過しているスピードです。
限界はどのあたりか上げていきますと、3と4のメモリの1/3で脱線しました。R550のカーブでの脱線にも拘らず、転覆する事もなく連結状態で線路から落ちました。



3号・7号車にモーターが入っていますが、特に性能の差はなくてスムーズな走行を実現しています。モーター車の音はとても静かで滑らかな回転が特徴です。10両編成に1モーター車で十分だと思われますが、2モーター車は勾配を考えての処置かと思います。

E5系は両軸モーターではなく台車マウントモーターなので10両編成で4個のモーターを使用しています。両軸モータードライブに比べて、台車マウントになったので急カーブが切れるようになっています。また、小型モーターでもトルクがあるので、実際は両軸1Mよりパワーがあるようです。



取り扱いについての注意点は、車体裾までスカートがあり台車が調整しにくいので、線路に乗せる時はリレーラーが必需品です。
脱線の時は更に面倒で、脱線した車両は連結を解除してから乗せ直さないといけません。連結器が付いたままで、脱線した車輪を直そうとすると、脱線していない車両のほうも脱線してしまいます。



付随車の台車は急カーブを切れるよう、かなりぶらぶらの状態で車体についていますから、手で乗せるのにはかなりの時間を要します。
台車は台枠にはめ込む突起があり、とりつけ方向が決まっていますので、外れた場合は確認が必要です。

連結器の不具合以外にも、箱から取り出したら台車が落ちて来ました。どうも、製品のチェックが甘いようですから、購入した際は早めに点検をした方がいいと思われます。



今回の走行でR550での限界点はかなり高いものの、車体長に対してこのカーブではオーバーハングが大きく実に非実感的な円になります。また、車体の内側では連結器と一体となったダンパーがかなり張り出しますので、線路脇にストラクチャーを設置するする際は要注意です。



実際の運転では見栄えや事故防止を考え、R790以上を推奨いたします。コストパフォーマンスに優れたE5系は、Nゲージと同様にE6系との連結も出来る様になっているので、近い時期にE6系もリリースされるのではないかと期待をさせる製品です。


コメント (4)
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