好きな事 嫌いな事

普通の生活の中での、思いついたこと、考えたこと。何かを表現したい、書いておきたいと思った時に、ココで発散しています。

「フランス人」になれるか?

2007-01-25 06:11:23 | ひとりごと。
さて 今週は「ユリ」で「バラ」で恋愛映画(DVD)といえば
そうです 夫出張週間。この寒い中フロリダだそうです。仕事とはいえ、いーなー。

今日の話題は、「フランス人になれるか。」

いきなりフランス人て何なのか、ということなのですが、
先日、宮崎県知事にタレントのそのまんま東氏が当選なさいました。
私、本名知らなくて、知ってびっくり。東国原さんとおっしゃるのですね。

私、六本木のテレ朝の前で一度だけすれちがったことがあある。
ただそれだけなんですけど、当時たけし軍団全盛の頃だったので、
妙に記憶に残っています。

それで、新聞に載っていた東さんのインタビューやご友人の話、を読んで。

中学生時代に、東さんが、先生に提出する連絡帳だか作文だかに、
「フランス人になりたい」と書いて出したそうです。
スタイルがよくなりたい、とかそういう意味だったらしいのですが、
それに対しての先生のコメントが、
「がんばればなれます。」だったそうです。
そして、それを読んだ東さんは、それ以来「がんばればなんにでもなれる!」と思ったそうです。
それで、今回も知事にだってなれる!と決意したのだ、と。

小さな囲み記事で、面白おかしく書いてあるような感じでしたけど、
私ちょっとジーンときました。

何がか、というと

「先生のひとこと」の、影響力です。

フランス人になりたい。がんばればなれます。

これ、どうでしょう。普通だったら、なれるわけないでしょうだって日本人なんだから!
フランス語の勉強でもがんばってみたら。 などという程度になるのでは、と。
「がんばればなれる」とコメントした、この先生もエライ!と思います。


先生が、「がんばればなれる」と言ってくれたから、じゃあなれるんだ!と思ってしまう。素直に信じる。
「生徒」って、そうかもしれない。


私は、小学校の頃、赤面症で、教科書読む程度でも顔が真っ赤になってしまって、
よく男の子に冷やかされたりして、すごくいやだった。ずっといやでした。
いつも、当てられると、下向いて小さな声で読んでいました。

ある時、5年生の頃、音楽の時間で、4人一組で上と下のパートで別れて歌う、
ということをした時に、私のいたグループが「とてもよい」とのことで、
みんなの前でもう一度歌うことになりました。

そして、歌い終わったあと、先生がひとこと、
「○○さん。(私)大きい声で歌えるようになりましたね。」と、おっしゃいました。

私は、びっくりして・・・そして、とても嬉しかった。

「歌」だったら、大きい声で歌えるんだ!顔が赤くもならないし、下向かなくてもいいんだ!
歌うときって、下向いて歌わないですもんね。

クラスの子たちも、「すごーい」「うまーい」と言ってくれた。これも、嬉しかった。

それからです。

教科書読むの、いやでなくなりました。人前で、はっきり話せるようになったり、
言いたいことが言えるようになりました。

高校では合唱部に入り、ソプラノでした。実力のある部で、全国大会に出たりもした。歌うのって、楽しかった!

そして・・・今、「人前で話す」仕事についている。
今日の私があるのは、あの時の先生、そう、大好きな音楽の先生。
ワタヌキ先生とおっしゃった。きれいで優しい先生でした。
その先生のひとこと。
「大きい声で歌えるようになりましたね。」

ここから、すべてが始まった、ように思います。極端ですが、人生変わりました。


「私はみんなの前で、大きい声で、上手に歌える。だって、先生がそう言ってくれたから!」

これが「自信」になったのです。
子供を伸ばすには、まずほめること、というけれど、「認めること」でもあるかもしれない。

先生はあのとき、何気なくおっしゃったのかもしれないけれど、
本当に、「先生」のひとことって、はかりしれない影響力を持つことがある、
と心から思います。ワタヌキ先生・・・ありがとうございました。


東さんは、「フランス人」になれた、のだと思う。
がんばれば、なれる。そう思って、信念を貫いた。
応援してくれる人、認めてくれる人の存在、そして自分の努力と信念。

これがあれば、何にだってなれる。
がんばれ、東さん。ピエール東 とおよびしたい。


学校は、今週いっぱい試験週間です。

私はこの子たちに、計り知れない影響力を及ぼしてしまうこともあるのだ、
ということを心して、仕事に臨みたいと思う。

ひとつでも、いいところをみつけて、ほめて、認める言葉をかけ続けたいと思う。


さらに
私は私で、「私の中のフランス人」を探し続けて、そうなる努力をし続けなければ、と思います。

おっと7時だぜ お弁当つくります!

(^^)/~~~


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「どこで」よりも「何を」 | トップ | NEXT STAGE »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
フランス人 (ゆゆ)
2007-01-25 20:48:03
この東さんの話を、今、娘にしたら
「まったく『そのまんま東』って感じの話だね」だって!
ホントだね。

私は授業で挙手なんて出来ない生徒だったの。
でも4年生の時ね、国語の授業でありがちな
「この修飾語はどの言葉を飾っているでしょう?」みたいな質問で、先生と目が合っちゃった。
いつもわかってるのに挙手できないでいる私。
突然先生に「ゆゆさん」って声かけられちゃった。
「あ、あの・・・○○です」って答えを言ったの。
おどおどだけど。
「そのとおりです。いつもわかってるんだよね、ゆゆさん」
先生は知ってたのかぁ。
なんだかその時にふっきれちゃって、それから高校3年生まで、挙手が好きな生徒でいられたの。
今でも好きよ(^^)

私の中のフランス人は
どんなフランス人なんだろな(^^)
返信する
勇気! (ヤマザキ)
2007-01-27 20:42:40
ゆゆさん、コメントありがとう(*^。^*)
「いつもわかってるんだよね」いいなー素敵だなー!よく見ていてくれる先生だったんだね。手を挙げなくても、わかっている生徒は必ずいるものね。そういう生徒に声をかけて、認めることもすごく大切だ、と勉強になったよ。いい話ありがとね。
手をあげるって、結構勇気いるものだと思います。学生に、「挙手をさせる」ことを今後増やしていこうと思いました。参加意識もうまれると思うし。
さてさて ゆゆさんの「フランス人」。どんな感じかな。今度おはなししましょう!ではまたね~(^^)/~~~


返信する

コメントを投稿

ひとりごと。」カテゴリの最新記事