末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

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国債発行残高 600兆円突破

2009-12-09 06:26:32 | Weblog
国の長期債務残高、過去最悪の600兆円台に
朝日新聞 2009年12月8日23時2分

 国の借金である国債発行の残高が2009年度末、初めて600兆円を突破する見通しになった。90年代後半から大規模な景気対策を借金に頼った結果、残高はこの10年余で倍増。世界同時不況による税収減が追い打ちをかけた。10年度も税収の大きな回復は見込めず、財政悪化は続く。
 8日公表された09年度の税収(一般会計分)見込みは、当初想定の46.1兆円から36.9兆円と過去最大の目減りとなる。この穴埋め分と経済対策の財源として新規国債の発行は従来の予定より9.3兆円多い53.5兆円に拡大。これに伴って09年度末の発行残高は592兆円から601兆円に膨らみ、98年度末の295兆円から倍増する。
 国債以外の借り入れも含めた、国と地方の長期債務残高は820兆円超となり、対国内総生産(GDP)比で1.7倍に達する。先進国最悪の水準を更新することになる。  国の借金依存が加速し始めたのは、90年代のバブル経済崩壊後。景気低迷で税収が伸び悩み、政府は借金を頼りに公共事業や減税などの景気対策を連発。金融機関の相次ぐ破綻(はたん)で金融不安が高まった98年度に国債発行額が年30兆円を超えてからは、06年度と07年度を例外に30兆円以上の高水準が続いた。
 09年度は、「リーマン・ショック」を受けた麻生政権下での過去最大の景気対策で歳出と借金が拡大。税収の落ち込みが追い打ちをかけた。鳩山政権は10年度予算で国債発行を44兆円以下に抑える目標を掲げるが、借金の残高を減らす道筋をどう描くかも課題となる。

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