こどもだけではなく、中高年のひきこもり問題が深刻だと聞いたのはいつ頃だったか。非常事態宣言が発令されてから、多くのおとなたちもひきこもり状態。１週間や10日間くらいなら何とかなりそうだが、これがひと月ともなるとどうなってしまうのか？ 不健康極まりない。散歩など適度な運動をしないと気が滅入る。高齢者が暮らす施設では外出禁止となった所もあり、二次的な健康被害が発生すると危惧する医者もいる。普通の暮らしが出来ない事はそれだけでストレス。健康であれば文句を言いつつも仕事をし、収入を得て、好きな事に熱中する。このサイクルがあってこその平和な暮らし。今までの我が身のしあわせを改めて感じる。ウイルスに感染したらこんな呑気な事も言えないのだから、まだマシと前向きに捉えるしかないか。
開花宣言は早かったがその後、気温が上昇しなかった。そのおかげでいつまでも花見が楽しめる。新芽の緑と桜色の花びらをともに楽しめる季節もまたいい。今後は緑が日一日と濃くなり、快適なシーズン。気候とは裏腹にコロナのせいでどんよりとしている東京。自宅待機を言い渡され、仕方なく自宅で過ごすが窓の外からはこどもたちの元気な声。日没まで、その声は途絶えない。以前なら騒々しく、煩いとしか感じなかったがこうなると彼らの声も一つの癒し。そう感じられるうちはまだいいのか？ これが精神的に追い込められ（何に？ ）気分が鬱々としてくるとまた、煩い！ と感じるのだろうか。自宅の隣が大きな公園というのは住む前には環境がイイ、と勝手に思っていた。住んでみると騒音は上に響くので園内の人々の声や物音が気になった。けれど、自宅待機などという想定しなかった事態に陥ってみると、公園の隣に住むことの有難さを感じている。
コロナウイルスの影響で著しく収入源の陥った人へ30万円の給付金が出されるとか。一律に給付するのではなく、条件付き。しかも世帯主でなければ対象外。多くの主婦パートも明らかに収入減だが、そこは給付されない。給付、という言葉を聞く機会が今までにも何度かあったがその度に納得が行かない。世帯主でなくても働いている非課税者でも対象にしてくれたっていいじゃないか。今回の特別な給付は対象者自らが申請に窓口に出向かねばならず、そこでコロナに感染しない保証はない。テレビで伝えられた際もその場に居合わせたコメンテーターたちも芳しい方法ではないと口を揃えていた。このやり方こそが日本の公務の方法。間違いではないが受け取る立場の事は考えてはいない。役所が優位で市民への配慮が足りない。そんな事に気をまわしている場合か、と言われるかも知れないが大事な事を見ていないのは事実。
いつ出されるのか？ が問題になっていた緊急事態宣言がいよいよ明日？ 発令される模様。今朝のワイドショーで「誰がいつ出すのか。なかなか結論が出ないのは、時期を失敗したら責任を取らされる事を懸念しているから」とのコメントがあった。困った事だ、と思いつつ今の日本の政治家ならやり兼ねないな、と思った。だから日本はダメなんだ。胸を張って「私が責任を取る」を言えないものか。昔の政治家はそうだったし、今でもそうであって欲しい。いざって時に決められない人はその地位にいるな。グタグタやっている場合ではないのだから。あんたの今までの体たらくぶりは多くのまともな国民は知っている。今更ええかっこしいなんて出来ないのだからこんな時くらいしゃんとせーや。
北海道で感染者数が増えた時、東京都に緊迫感はなかった。日が経つにつれ、徐々に都内の感染者数が増えてこのままでは医療危機、と騒がれ出したのはいつだったか？ 既に１週間は経つ。なのに安倍総理は次の手立てはない。したのは意味のない布マスク配布支持のみ。こんな事で都民が納得するわけもない。今日発表の都内感染者数はいよいよ100人を上回った。小池都知事は地団駄を踏む思いだろう。安倍さんに動きなし。日本には非常事態宣言が下されたとしても、ニューヨークやパリの様に外出を規制する法律はないそう。今まで同様に外出の自粛が促されるだけ、と報道もある。困るのは働く人々。会社によっては政府のすり寄り、出勤を抑制する向きもあるだろう。困らないのは結局、公務員。ここぞって時に強いよねー。実態は何もないくせに。日々行われる県や市のコロナ感染者数の記者会見もあれって必要？ 平日はまだしも休日にする必要性があるのか。人件費の無駄使いにしか思えない。根底から日本は腐っている。何がだいじで何が不要かが分かっていない。ダメだね、これじゃ。
