NHK杯の男子シングルで、高橋大輔選手が初優勝。おめでとう。演技をきちんと見てはいないのですが、ニュースの映像と解説では素晴らしい出来だったらしい。トリノオリンピックから早くも10ヶ月。その間に彼に何があったのか。アナウンサーの「おとなになったって事かな」の質問に「だといいんですけど・・・」と、笑顔。日一日と成長している時期なのでしょう。頑張って欲しいな。1,2,3位と今回のNHK杯では表彰台を日本人が独占。2位はいつもくっ付いてくるノブナリ織田。3位は全然知らない17歳。それこそ彼らの演技はまるっきり見ていないので何も言えない。ただ見た目だけでもう、結構ってところはある。好みの問題だから、ほっとかれる判断基準でしょうけど。それにしても高橋大輔は良い。顔つきも引き締まって来たし、今後に期待。我がダンナには言わせると「ジャニーズ系の軽薄なあんな奴、なんだ」で終わってしまうけれど私は応援したい。色気があるもの、彼には。あの若さで羨ましい。
昨夜テレビで、日本映画のヒット作「三丁目の夕日」を見た。昭和33年の東京に、ノスタルジーは感じられないけれど、興味はあった。あんなに騒がしくにぎやかだったのか、と少し疑問に思った。街も人も妙に元気。今と比較して活気があった様な。大人の個性がはっきりしていて、自己主張も凄い。映画なればこそなのかもしれないけれど、エネルギーの強さを感じた。面白かったかもね、あの時代に生きるのも。ただ、実際にあの時代に生きていた人の話でこんな事を聞いた。「本当はあまりいい時代ではなかった。街も綺麗じゃなかったし、物もなかった。昭和を懐かしんで美化する傾向にあるけれど、あれはおかしいよ」と。この映画がヒットした訳のひとつに昭和を懐かしむ人の支えがあったのは事実。本当のところがどうだったかは二の次で、単にあの時代に浸りたい思いの人々が多く存在したって事だうか。
悩みって尽きない。よく言われるように、他人に話せるものはまだいい。ひとりで抱えて苦しむ。堪らない事だ。生まれた時に与えられた性と、異なった性を自分の中で感じる。どんな思いなのか正直分からない。けれど、その重く辛い悩みを抱えつつ生きている人たちがいる。ここに来て、隠すのではなくはっきり宣言する人も出て来た。凄い。もっとも彼ら、彼女らにしてみたら隠して生きている方が余程大変なのかも。かつてのカルーセル麻紀さんじゃないけれど、堂々としていればいいのだ。別に悪い事をしているわけじゃない。ただ、違う、ってだけなのだから。ホルモン注射や薬投与、手術など様々なリスクを負いながらも自分の性を取り戻す。何故そんな悪戯を神様はするのでしょう。普通に生まれて来てれば、って。けど、並みに生まれて育つのって当たり前の様だけど結構大そうな事なのかもよ。気ずかないでいるけど。