リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2014年1月22日 映画・酔いがさめたら、うちに帰ろう。

2014-01-22 14:36:32 | Weblog
 東陽一監督の作品を久々に観た。この前観たのはいつだっけ? と覚えていないくらいの過去。2010年制作のこの作品は公開時にもちょっと話題にはなっていたが、劇場に行かないうちに終わってしまっていた。昨夜はNHK-BSで放送していた。これをNHKが、と思うけれどこの頃のNHKは何でもありだからこの程度の映画も充分にありなのか。アル中役の元ダンナを浅野忠信さんが上手く演じていた。相手役のしっかり奥さんを永作博美さんがこれまた、役になりきっていてとても良かった。淡々と仕事と家事をこなしてはいるがその心中は複雑。キッチンでひとり号泣する姿には心が打たれた。彼女はどんな役をやってもさらりとやってのけてステキ。特にファンではないがこの人が出ている作品には魅力がある。亭主(永瀬正敏さんだったと思う)に罵倒され、投げ飛ばされてばかりだった女房役がはまっていた、映画・”腑抜けども悲しみの愛を見せろ”でも痛い役を見事に演じきっていたし。今回の東陽一監督も高齢者にもかかわらず(なんて言っては失礼ですが)素晴らしい作品を提供してくださったなぁと感激。エンディングの清志郎の物悲しい歌声とともに心に残った。
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