２０１５年３月１８日 秋田犬～弘前・青森観光

　秋田犬の故郷、大館市は静かな田舎町。どうしても行ってみたかった秋田犬会館も思っていたとおりのひなびたいい感じ。冬期は土曜日の午後・日曜日も閉館なのも分かる。なんたって人がいないのだから。閉まる前にと土曜日の午前中に訪れた。受付には協会の人らしきお爺さんがひとり。パパッと見るなら１０分もあれば見終えてしまうような小さな博物室。楽しみにして行ったのひとつひとつをゆっく～り時間をかけて拝見。秋田犬に興味のない人なら（そもそも訪れないか）には分からないであろう至福の時間。渋谷の忠犬ハチ公の昔の写真にも充分に見入った。一見似たように見える秋田犬だがよーく見ると一頭ずつ個性的な顔をしている。冬場は本物には会えないので絵葉書を買い、雪道を大館駅に向かい歩いた。さほど雪の量はないので町を感じる為に歩く事にしたのだ。途中で橋を渡り、遠くの山々を眺め気持ち良く大館を後にした。向かったのは弘前。桜の季節には大勢の観光客が押し寄せる事で有名。写真では見たことがあったが実際には初めての町。駅で観光地図をもらい適当に散歩。夕方にはなっていたが雪でびちょびちょの弘前城周辺を歩く。桜が咲いたら綺麗なのだろうが人の少ない（って言うか殆どいない）弘前城は逆に風情があって良かった。遠くに見える岩木山も雄大で素晴らしかった。弘前に一泊し翌日は青森へ。弘前には城があったが青森にはそれはない。海を眺め、町を歩き時間を潰す。しかし、何もない。ろくに下調べもせずに出かけたからこんな事になったのか。駅近くにねぶたを紹介する施設と土産物屋があったが時間を潰せるのはそこくらい？　しかもその土産物屋、小奇麗過ぎて気持ちが悪い。青森らしさとは程遠いように思われたが気のせい？　良さそうに並ぶ品々が嘘っぽく思えてそこでは何も買わなかった。多くの観光客は買い物をし、宅急便の受付もしていたがそこまでしなくてもいいんじゃないのと。そういえば北海道には中国人がたくさんいたけど、青森・秋田では見かけなかった。それなりの魅力がないとやはり人は集まらないのだな、と感じた。