立ち寄った書店で見かけ、面白そうだなと思い読んでみた。本よりも先に映画を観てしまったが、やはり原作も面白かった。ベストセラーだと聞いたので納得。乃南さんの作品は初めて読んだが分かり易い内容だった。頭の中にある映像が浮かぶので更に理解しやすかったのかも知れない。映画と原作本では多少異なるところもあったがそれぞれにいい出来栄え。日々嫌だな、面倒くさいなと思う事が多いが、生きている限りはそれだけで幸せなのかも、と思い知らされた気がする。何をしたらいいのか分からない、やりたい事が出来ない、自由がないなどとは戯言に過ぎない。自分なりに懸命に生きる事が大事。生きている事が大切。投げやりに日々を送るなんて勿体ない。なーんて。分かってはいても文句を言ったりサボったりしたいのも当たり前の感情。それらの折り合いをつけながら、誰か共に生きる。それが生きて行く事。何言ってんだか分からない(?)がそんな事を感じた。