地元シカゴでオバマ大統領が最後の演説をしていた。゛CHANGE、CHANGE”と叫びながら支持層を広げて行った際の勢いは凄かったな、と8年前を思い出した。比較するのも変な話かもしれないが、その時と比べ意気消沈したような悲し気な表情が目についた。ミシェル夫人を労わり、観衆にも感謝の意を表し涙目での挨拶。いろんな思いが彼の中で巡っていただろう。今までの事、これからの事。アメリカ合衆国の未来を。バトンタッチの相手、トランプ氏とはどうあっても相いれない仲。どーして彼なのか、とオバマ大統領は何度歎きの気分に浸った事か。8年間の彼の功績は新大統領就任と共に崩れ去ろうとしている。居たたまれない思いの合衆国民の中で一番強くその思いをしているのは、オバマ大統領に違いない。気の毒、としか言いようがないが新大統領をトランプ氏に選んだのもまた合衆国民。現実とは思えない事が起きるのが世の中。ホワイトハウスを去るまで残り1週間。お疲れ様でしたー。